群れなす青の真下には、どうにか笑顔が集まりました、
愛と平和はそれぞれ違う、でも、錯覚ならしてしまっても仕方がない、
この世は嘘が愛されてるから、
君を誉める、誰かのことを疑うほうがいいみたい、
俺はいい加減な奴だから、いい加減なことしか言わないけどね、

　写真がないんですけど、この連休中、ハットデザイナー、キジマタカユキさんのベレー帽を購入しまして。久しぶりのベレー。
　似合う。よく似合う。似合いすぎて、胡散臭い。「胡散臭い画家みたい」「偽物の漫画家みたい」と言われる始末。
　それって。クラウドファウンディングにばかり注力している類の人でしょう。
……やってないよ、そんなこと。

　いつかどこかで書いていたと思うけれど、「さよなら夏の日」という、六万字の中編小説を書いていまして。しかし、公募には八万字必要らしくて。しっかり勘違いしてました。
　ひえー。あと、二万字かいな。そうは思いつつ、この連休中に二万字追加しまして。結果、オーライ。書いて良かった。
　すでに読了してくれた人から、「(いつもテキトーなのに)あんたってすごいんやな。泣きながら読んだぞ」と感想いただく。
　脳ある鷹は深爪にしているのさ。
　はてさて。これをご覧の皆さんにも、いつか、「さよなら夏の日」が届くと思います。そのときは可愛がってやってください。小学六年生の女の子が主人公の、ひと夏の出会いと別れ、成長の物語です。
　特別なことは起きない、ありきたりの毎日。そんな日々に幸せがある。

　それからそれから。
　ナイキの名作スニーカー、エア・モア・アップテンポ(通称モアテン)のサンダルが日本国内でも発売されまして。以前から、輸入のそれをチェックしていたんです。ころんとしたフォルムが可愛い。モアテンそのものはかなりごついバッシュなので、僕の服装には合わないし、足首までホールドするスニーカーはあまり好きじゃない。その点、サンダルなら、モアテンはスライドサンダルだし、すごく可愛い。
　輸入品は高くて、手を出せなかった。しかし、今回は今回で抽選販売。
……しっかり高騰しとるやないかい。
　うーん。唸る唸るビリーさん。適正価格で譲ってくださる方がいたら、お名乗りください。僕は27センチです。ナイキなら28でも大丈夫です。

　よりによってファスティングをやっているときにテレビで見かけたのは、イカ丼。うわもう。関西にいたころは、ゴールデンウィークや夏になるたび、鳥取の境港や浦富海岸、吉岡温泉あたりを旅して、イカ丼を食べていました。
　境港の旅館にイカ丼があるんです。そりゃもう、あんなに美味しいものはそうない。高知に移住してきてからも、オンライン販売ないのかと探しましたもん。
　あのレシピを再現できる方、名乗り出てください。挙手してください。
　夏に行きたい境港。

　相変わらず、料理が楽しいです。
　高知はとても野菜の美味しい地域なので、手羽先と野菜の煮込みとか、そのスープを使ってカレーにしたり、あるいは牛丼に転用したり。
　スーパーだけではなく、ホームセンターやドラッグストアにも肉や野菜が並んでいて(しかも安くて新鮮)、そのうえ、良心市という、無人販売所まである。トマトやニラやタマネギを買っているうち、そこのお母さんに「おはよう！」なんて、声をかけてもらえるようになりました。
　あちらこちらを歩いて回って、美味しい野菜を探してみたり。
　そんなふうに、ニヤニヤとして、今日も僕は元気に生きています。
　これから、たくさんの人によろこんでもらえる物語を作ろうと、毎朝、毎昼、毎夕のように、美しいイメージを描きながら。

　それでは、また。ビリーでした。

photograph and words by billy.