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人生どん底のバツイチおばさんが 1年猛勉強して難関国家資格 中小企業診断士にストレート…

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人生どん底のバツイチおばさんが 1年猛勉強して難関国家資格 中小企業診断士にストレート合格した話  *「ビリオバ」は私の好きな「ビリギャル」に敬意を表してオマージュしております♡

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    人生どん底のバツイチおばさんが 1年猛勉強して難関国家資格 中小企業診断士にストレート合格した話

最近の記事

#09 父の手術

2021年10月。突然の父のがんと余命宣告で、平凡な我が家は大騒動となる。 診察に付き添ってくれたお義姉さんの計らいのおかげで、かかりつけ医から国際がんセンターを紹介してもらうことができた。がん治療では全国でもトップクラスだ。ここで診てもらえるだけで、ほっとした。 兄やお義姉さんは、仕事や子供達の世話で忙しいので、今後の父と母の世話は私がみることにした。私は子供も旦那もいないし、仕事もフリーランスだし、時間に自由がきく。この使命のために、自分は離婚したのだろうか?と錯覚する

    • #08 父の余命宣告

      受験予備校の授業が始まって1ヶ月経とうとした2021年9月末。 朝、いつものようにスマホのアラームが鳴って目が覚めた。 ぼやっとしたままベッドの中でスマホを見る。それが毎朝の日課だった。 今日も晴れか いつも天気予報を見て、今日は洗濯できるな。と考えながらベッドの中で2度寝する。それがいつものパターン。そして、その日は母の76歳の誕生日だった。 あ、お母さんの誕生日か。あとで電話しよ。 そう思いながら、2度寝しようとウトウトしていた時、突然手に持っていたスマホが鳴って

      • #07 ビリオバ誕生

        2021年9月。そうこうしているうちに、いよいよ学校がはじまった。 ドキドキしながら教室へ。教室は5〜60人は入れるような広さだった。 私は、前から2列目の真ん中の席に座り、今後この席を自分の席と決めた。(席は決まっていなかったので、時々先に取られることもあったけど) 私はすぐに集中力が切れて、ほかのことが目に入ると興味がそっちへ移ってしまうので、できるだけ前の席を選んだ。でも、一番前はちょっと緊張するという小心者がゆえの、前から2列目。 20人くらいの人数が居たと思う。この

        • #06 私、国家資格に挑戦します

          中小企業診断士という国家資格に挑戦することに決めた私は、家族と近い友人にだけ報告した。 「私、国家資格に挑戦することにしたよ!」 久しぶりに会った両親に、そう宣言すると、 「また何か言い出したわ」くらいの感じだったけれど、ほとんど私のやることに口出しをしてこなかった両親は軽く「うん。がんばれ」と言ってくれた。たぶん、一体なんの資格を取ろうとしているのか、理解していなかったと思う。 そういえば父も、私が大人になってから一級建築士の資格を取っていた。それを思い出して、 「そ

        #09 父の手術

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          10本

        記事

          #05 受験勉強準備

          中小企業診断士講座に申し込んだ私は、試験についていろいろと調べ始めた。普通、順序が逆だと思う。そういう、思い立ったらすぐ行動しちゃうところが、私の長所であり短所だ。 経営コンサルタントの資格なのだから、経営学とかをやるのは想像ついていたが、まさか「法務」まで勉強するとは思いもしなかった。これは、本気出さないとヤバそうだぞ。。。 講座は、9月から始まる。9月と10月は週1、11月からは週2になって、夏に1次試験がある。ということがわかった。 講座が始まるまで1ヶ月ある。その間

          #05 受験勉強準備

          #04 本当にこの資格ですか?

          さっそく「中小企業診断士講座」を開講している学校を探した。通信講座もいくつかあったけれど、昔から勉強が苦手で、しんどいことから逃げてきた私が、独学で続けられるはずがない。そこで、通学コースがあり、家から通いやすく、経験値が高そうな学校を選んだ。しかも見つけた学校は、7月中に申し込むと割安になる早割キャンペーンをやっている。申し込み前提でギリギリの7月29日の面談を予約した。 学校は、駅から徒歩数分のオフィス街にある高層ビルの中にあった。高層階と低層階のエレベーターが分かれて

          #04 本当にこの資格ですか?

          #03 そうだ資格を取ろう

          2021年、バイトと事業を頑張って、返済もほぼ完済となっていた。 ただ仕事をしているだけではなくて、新しいWEBの知識を習得するため、知人のプログラマーさんの元で勉強もした。インターネットの世界はすごいスピードで進化している。少し離れるとあっという間においていかれる。 私がホームページ制作を勉強しだしたのは、まだ20代だった2000年頃。世の中にホームページというものが広がりつつあった時代。「自分でつくりたい」と思ったことがきっかけだった。そして、この技術を習得すれば、いつ

          #03 そうだ資格を取ろう

          #02 将来の不安

          さて、新しい生活が始まり1年ほどが経過。アルバイトにも少しずつ慣れ、借金を返しながら自営業も頑張っていた。 44歳になった私にとって立ち仕事は、楽しいけれど体がきつい。足腰にいくつも湿布を貼る毎日。背中にも貼りたいのに、一人暮らしだと、どうやったってきれいに貼れない。剥がすにも剥がしづらい。あれは、何か開発したら、きっとバカ売れすると思う。 まぁ、そんなわけで、毎日忙しく楽しく働いていた2020年、コロナの流行がはじまった。 事業の方は、引き続き仕事をもらえていたけれど、

          #02 将来の不安

          #01 新しい人生のはじまり

          2019年1月、夫と一緒に離婚届を出した。 周りからは、婚姻届を出した夫婦のように見えていたかもしれないほどに、2人でケラケラと笑いながら市役所を出た。 「今までありがとう。これからお互いがんばろうな!」 「うん。応援してる。」 私たちには子供が居なかった。というか、子供を産んで育てる余裕がなかった。だから、これからの人生はお互い自分のやりたいように生きよう。という思いで10年間の結婚生活に終止符を打った。 43歳。2人で育てていた5歳のウサギは私が引き取った。父は母

          #01 新しい人生のはじまり

          はじめに

          あなたには 「自分にはゼッタイ無理」って いつしかあきらめてしまった 夢がありませんか? はじめまして。駆け出し中小企業診断士のビリオバです。 この物語は、これまで頑張ることから逃げて生きていた私が、人生を変えようと思い立って、国家資格である「中小企業診断士」に挑戦してストレート合格した実話です。 冒頭に書いた言葉は、「ビリギャル」でおなじみの坪田信貴先生が書かれた著書「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」の最初のページに書かれている言葉で