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こんにちは。
株式会社ブライトンのバースコンシェルジュです。

私の勤務する生殖医療の受付では、妊娠され産婦人科へ転院される患者様に紹介状をお渡ししています。

生殖医療はご卒業。

「おめでとうございます」のお声掛けをする時はとても嬉しい瞬間です。

「妊娠届を出して母子手帳の交付を受けてくださいね。」というお声掛けもします。

母子手帳にはクーポンなどもついており、産婦人科の初診時持参頂くようご案内しています。

「もう母子手帳もらっていいんですか?」

その患者様は私のお声掛けにそのようにおっしゃいました。

何度か悲しい流産を経験されている患者様でした。

もう随分前になりますが、私も流産を繰り返し、治療の末やっと娘を授かっているのでお気持ちはとても良くわかりました。

妊娠、出産は何があるかわかりません。

無事に生まれてその顔を見るまではずっと喜びと不安な気持ちを抱えて過ごします。

流産を繰り返していると、

『またダメなのでは無いか…。』という気持ちが付きまといます。

週数を重ねてもどこかでまだ安心できない、まだまだ、と心に保険をかけて過ごした記憶が蘇ります。

その患者様もきっと、

『まだどうなるか分からないのに…母子手帳もらっても良いのか…』

というお気持ちで発せられた言葉だったのかなと思いました。

『色々な不安を乗り越えて無事に出産されますように。』

お祈りしながら私共はご卒業のお声掛けをさせていただています。

「どうかお健やかに」と

生殖医療の現場はいつも喜び、悲しみ、不安で揺れています。

患者様に寄り添い、少しでも気持ちよく穏やかに診察が進むよう

出来る限りのお手伝いしていけたらと思います。


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