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SMUでマインドフルネス講座受講#2 ボディスキャンしながら身体を観察してみよう 身体と感情と思考の関係性

Singapore Management Universityの夜間講座でMindfulness Based Strategic Awareness for Decision Making and Leadershipという講座を受けています。
2回目の講座を終えて、この記事を書いています。

最初の週の課題は、①ボディスキャンを毎日することと、②歩きながら、あるいは、家事など、日常生活の中にマインドフルネスを取り入れて観察することでした。

今回はボディスキャンについてご紹介します。
ボディスキャンの目的は、身体感覚を観察することです。やり方は色々ありますが、例えば足の先から足裏、踵、と順番に意識を集中させて頭のてっぺんまで、身体の全てをパーツごとに観察していく方法があります。

ひとまず仰向けになって、つま先に意識を傾けてみれば始められます。始めるハードルが低いので、最近気に入っています。
途中で眠ってしまったり、心地良くなりすぎることもあって、それはそれでいいのですが、マインドフルネス目的であれば、ぜひ起きたまま、最後までやってみてください。

時間は、30分程度連続して行うことをお勧めします。長く行うことで、脳の働きが変わってくるからです。
瞑想アプリなどにあるガイダンスを見ていると、ボディスキャンで多いのは15-20分程度ですし、教授もその程度でもいいとは仰っていました。時間がなければ30秒でも、習慣を断たないためにやることをお勧めします!(しつこくてすみません笑)

1週間やってみると、身体の不調に色々気付けると思います。私は数ヶ月お休みしていたヨガやストレッチを毎日しないと、身体に違和感を持つようになりました。ちょっとした隙間時間にヨガやストレッチをしています。


ボディスキャンに慣れてきたら、ボディスキャンをしながら身体の不調や緊張している部分に、どういった感情や思考がリンクしているのか、考察していきます。
例えば緊張するとお腹が痛くなったりすることがありますよね。そういった考察を身体の色々な場所に意識を向けながらやっていきます。
私の場合は、腕全体に力が入っていました。授業に出るために70歳を過ぎた父親に託した、幼い2人の子どもが心配だったのと、授業中ちゃんと英語で話せるかなということで緊張していたんだと思います。

心配していることも、少し緊張していることも、認識はしていましたが、身体にまで影響を及ぼしていたことはボディスキャンをするまで気付きませんでした。
授業では、まずは身体の状態に気が付く、ところまででしたが、
ちょっとした心配 →  腕に力が入る 
ちょっとした緊張 →  腕に力が入る 
というパターンを認識しておけば、より大きな症状を防ぐことができると思います。
過度な緊張 → 胃腸などの消化器が痛くなる → それが続くと腸炎やポリープができてしまう。
ちょっとした緊張に気付き、それを回避したり、セルフケアできれば、このような重大な疾患を事前に防げる可能性があります。

一度大きな病気にかかってしまうと、快復するのに時間がかかったり、元の状態にまでは戻れなくなることもあるので、日常的に身体を観察し、身体に耳を傾けることでセルフケアできたら理想的ですね。

ボディスキャンをしながら、身体のそれぞれのパーツにどのような感情や思考がリンクしているか、という考察は、すぐには難しいかもしれませんが、まずはボディスキャンだけを1週間ぐらい実践してみてから、考察を始めてみてください。

やってみた感想を、日々ノートに書いてみると色々と気付けて面白いと思います。どんなふうに身体が変わっていくか、是非好奇心を持ちながらやってみてくださいね!

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