benton

読んだ本のこと、食べ物のこと、思いついたこと。

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最近の記事

寝起きに考えたこと

昨晩は飲み過ぎた。ソファに座ったまま前後不覚になって寝落ちした。北九州に出張した時に小倉駅で買った「残心」というお酒をコップに3杯飲んだら酔った。あまり飲めなくなったようだ。一晩たっても胃がムカムカする。 白湯をわかしている。ぬるく冷ましてから、ゆっくり白湯を飲むつもりだ。朝起きて、気分よく仕事に行って、一日機嫌よく仕事をして、家に帰って心穏やかに布団に入る。これができれば、とりあえず合格。何か特別な事件や、華々しい行事なんてなくていい。ただ平々凡々、つつがなく、大過なく毎

    • サニーパン

      先週、仕事で北九州市へ行ってきた。午後1時には仕事が終わり、せっかく北九州まで来たので、新幹線に乗る小倉駅の周辺を徘徊したみた。 昼飯も兼ねて、駅近くの昼からやっている居酒屋を2軒はしごして、気持ちよくなって駅に向かって歩いていると、パン屋さんの前に行列を見つけた。 看板に「シロヤ」とある。店先のガラスケースにいろんなパンが並んでいて、客は店員さんに買いたいパンを告げて取り出してもらうシステムのようだ。 気になってしばらく遠巻きに見ていると、次から次にお客さんがやってき

      • 筍のお裾分け

        この季節、うちの田舎ではワラビやゼンマイなどの山菜、筍が飛び交っている。飛び交うというのは、山菜や筍が知り合い同士でものすごい勢いでやりとりされてるということ。「昨日山菜採りにいったらたくさん捕れたのでお裾分けです。」とか、「知り合いから筍をたくさんもらったけど、うちだけじゃ食べきれないから半分食べて。」とか言いながら贈り、贈られしている。 日曜日の朝、実家の裏庭の草刈りと竹藪退治の段取りを母としていたら、村で唯一の大工さんが颯爽と軽トラックにのって登場し、「これ食べて。」

        • ハンドドリップ

          コーヒーのハンドドリップ用のヤカンを買った。 今までは普通のヤカンから直接注いでいた。当然注ぐ量を細やかにコントロールしにくい。朝、寝ぼけ眼でドバドバと注いでしまうこともある。糸のように細くお湯を注ぐためには、細心の注意が必要だったけれど、細い注ぎ口のヤカンを使ってみたら、簡単にいい具合に注ぐことができる。早く買うべきだった。 ヤカンを買ったらコーヒーを淹れるのが楽しくなって、粕谷哲さんの「4:6メソッド」に則っていろいろ試している。 「4:6メソッド」とは、ざっくり言

        寝起きに考えたこと

          カツ丼、桜餅、六方焼

          9時10分に家を出てひがし茶屋街へ。海外からのお客さんが多い。ぱっと見たところの印象では街を歩いている人の半分以上が外国人だ。最近は特に欧米の人が多い。ガイドさんに引率された団体さんも何組か見かけた。 そそくさと茶屋街をぬけて、天神橋から浅野川の河川敷へ降りて上流に向かって歩く。お寺の境内にうわっている大木にも若葉が萌え出でる。芽吹いたばかりの若葉の黄緑が鮮やかだ。河原に座り込んでバードウオッチングしてる人がいる。向こう岸で巣作りしている白い鳥を観察していた。 鈴見橋の下

          カツ丼、桜餅、六方焼

          高田城址の桜

          高田の桜はいい。高田城址は桜で埋め尽くされていた。 2年前に思いつきで始めた金沢から東京まで旧街道を歩くプロジェクトを再開しようと、昨日は金沢駅を朝7時19分に出発する新幹線で糸魚川まで行き、えちごトキめき鉄道に乗り換えて名立で降りた。 着いたのが8時50分ごろ。そこから海岸沿いを歩いて、直江津経由で高田まで行き、高田城址公園の桜を見物して、上越妙高駅から新幹線で戻る予定だった。 ところが、国道沿いを歩き始めて3キロほどで崖崩れで遊歩道が通行止めになっていた。1月1日の

          高田城址の桜

          ドライブイン富士の とり野菜鍋

          国道8号を石川県加賀市から福井県に向かって行くと、県境の牛ノ谷峠に向けて登り坂にさしかかる辺りの左手に「ドライブイン富士」がある。 1990年代の初頭くらいまでは、国道沿いには、食堂と売店の機能を兼ね併せた、ドライブインがたくさんあったものだ。だんだんと道の駅やコンビニにその役割をうばわれて今はほとんど見かけることがない。そんな数少ないドライブインの生き残りがドライブイン富士だ。 ここのとり野菜鍋が旨いという噂は、何年も前から聞いてはいたが、なかなか食べる機会がなかった。

          ドライブイン富士の とり野菜鍋

          近江町市場 百万石うどん 岩内蒲鉾店

          近江町市場をエムザ口から入って、メインの通りを大口水産まで進む。大口水産がある角を左に入って30メートルほど進むと、右手に「百万石うどん」のお店がある。金沢では、加登長やお多福とならんで昔からあるうどん屋さん。近江町市場へはもう20年以上通っているし、百万石うどんのお店の存在は知っていた。ただ、お店にはいったのは今回が初めてだ。 昔ながらの金沢のうどんは、ふんわり柔らかめの食感。丸亀製麺のように角がピキッとした、シコシコ、もちもちとは違う。やわらかいうどんは、それはそれなり

          近江町市場 百万石うどん 岩内蒲鉾店

          森鴎外全集

          Kindleで300円で買った森鴎外の全集を読んでいる。短い作品が多いので、閑な時間を見つけては少しづつ読んでいる。まとめて読むと明治・大正の風俗に親しめて面白い。文語調の作品でもなんとか読める。 ただ、私は着物の説明がほぼ理解できない。鴎外は人物を説明するときに、人となりの説明のために、着ているものを詳細に描写をするのだが、着物を描写する用語がほぼ理解できない。 例えば、「輪の太い銀杏返しに、光沢消しの銀の丈長の根掛をして、翡翠の釵を指している。素肌に着たセルの横縞は背

          森鴎外全集

          東京出張

           東京出張のため、8時9分のかがやきに乗る。今までは、北陸新幹線は金沢始発だったので、誰もいない車両に乗り込んでいたが、今朝の新幹線は敦賀始発。金沢駅に到着したときには、3割くらいの座席に乗客が座っていた。  今回の目的地である東武東上線の志木駅までの乗り換えが難しかった。大宮から、埼京線、武蔵野線、東武東上線と乗り換えたのだが、全く土地勘がないところで、グーグルマップだけを頼りにしていたので、どちらの方向に進む電車に乗ればいいのかがわからない。  行き先がわかっても、電

          東京出張

          金沢港でお寿司、金石で温泉

          7時半頃に、昨晩やり残した仕事を片付けるために車で職場へ。用事を済ませ、駐車場に車を残したまま散歩にでかける。 家に帰ってから散歩してもいいのだが、いつもと違うコースを歩いてみたくて、職場からスタートして歩くことにした。 金沢港へ向かって50メートル道路を北上する。クルーズターミナルの前を通り、いきいき市場へはいる。 地物の鱈や鰤、蟹、甘エビ、がす海老のほか、静岡の鱒、高知の鰹、北海道のホッケ、水タコ。うまそうな魚が、まるのまま並ぶ。今日は地物の鰯が安くて旨そう。ハタハ

          金沢港でお寿司、金石で温泉

          散歩 ベトナム料理、プリンアラモード、銭湯、手取川

           今日は金沢から敦賀まで北陸新幹線が延伸開業する日。朝6時から一番列車を撮影するヘリコプターが金沢駅上空を飛び回る。その騒音で妻も目を覚ましてしまい、9時には朝の準備を済ませてしまう。  お日様が照って風も暖かいので、新幹線開業イベントを冷やかしにふたりで駅まで歩いて出かけた。 駅の鼓門では、獅子舞や太鼓の団体が次々に演舞。せっかくの開業の日なので、福井まで新幹線で行って、駅前のバーガーキングでも食べて帰ってこようかと話ていたが甘かった。券売機の前には、切符待ちの行列がト

          散歩 ベトナム料理、プリンアラモード、銭湯、手取川

          粕汁をつくる

          ひとり暮らしの母の様子を見に実家に行ってきた。 昨日行くつもりで母に連絡したら、体調が悪くて寝込んでいるとのことだったので、今日に延期したのだ。 朝9時半に実家に着くと、母は書道教室の教え子たちの作品を、炬燵の天板いっぱいに拡げていた。展覧会に出品するために準備しているのだという。 母は、弟が小学校を卒業して子育ての目処がついた41歳から書道を習いはじめ、10年度の51歳の時に、子供相手の書道教室を始めた。もう30年以上になる。今でも子供20人、大人10人の生徒をとって

          粕汁をつくる

          犀川を下って金石餃子

          天気が良くて暖かかったので散歩に出かけた。 運動不足解消に午前中に3時間ほど歩こうと、9時過ぎに家を出た。先週は浅野川の上流方面を歩いたので、今週は犀川の河川敷を下流へ向かって歩くことにした。 彦三のパン屋さん「ワタナベヤ」の前を通りかかかると、陳列棚にパンドカンパーニュが置いてあったので、明日の朝食にひとつ、それと昼飯用に、蒸しパンをふたつ、豚まん風蒸しパンとキコリの蒸しパンというのを購入。 別院通りを抜けて、日航ホテルの裏をとおって、六枚町の交差点、JRの高架下を歩

          犀川を下って金石餃子

          ままならない

          自分は自堕落な人間だと思う。ひとりになると生活がめちゃくちゃになる。今週末は妻が東京に出かけて独り暮らしだったのだが、今回も自堕落に過ごしてしまった。 まず乱れるのは食事。コンビニでビールと日本酒、それと適当なおつまみとお菓子、カップヌードルを買ってき暴飲暴食してしまう。もしくは、近所の安く飲める店に行ってへべれけになるまで飲んでしまう。家に帰ってもだらだらと飲み続けて、そのまま洗い物もせず、風呂にも入らず寝てしまう。ひとりになると全てが適当なのは、学生の時から全然変わって

          ままならない

          Pomplamoose

          YouTubeのおすすめで偶然知ったアメリカのミュージシャン。昨日は午後からずっとYouTubeで流しっぱなしにして聴いていた。 メンバーが演奏している様子、目と目で合図したりにっこり笑ったりする姿が楽しそうでいい。私は音楽にのめり込んだ経験はないけれど、音楽って楽しいんだろうな、やってみたいなと思わせるいい雰囲気。 ボーカルの女性の声がいい。耳元で囁くような声が少しゾクゾクする。フランス語が得意なのか、フランスの曲を歌うアルバムがいい。耳にすっと入ってくる聞き心地がいい