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7月の京都、祇園祭の風景

京都の夏はともかくムシ暑い。でもその暑さがたまらなく好きで、よく訪れるのです。

7月は日本三大祭りの一つ、祇園祭が始まります。祇園祭は千年以上の歴史ある八坂神社の祭礼で、 7月1日から1か月間に渡り行われます。特に有名なのは17日と24日の山鉾巡行。その数日前から宵山まで大勢の人々が訪れ、町は祇園祭の熱気で溢れかえります。

町を歩くと静かな路地に、祇園祭の粽が玄関先に飾ってあるのが目にとまりました。

粽の由来は、昔、スサノオノミコトが旅人に身をやつして一夜の宿を求めた際、、貧しい蘇民将来の家であたたかいもてなしを受け、お礼に蘇民将来の子孫には疫病の厄を免れることを約束。印に茅の輪を腰に付けさせたのが、粽の始まりといわれています。

祇園祭の粽は幾つかの山鉾で作っていて、どれも厄除けなどのご利益があるのですが、長刀鉾の粽は、鉾頭が疫病邪悪を祓う大長刀ということから、厄除け、疾病除けの御利益があるとか。

そんな風習を守っているのも京都らしさですね。

さあ、そろそろ祇園祭の「コンチキチ」が聞こえてくる頃です。(金井)


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