アメリカでのスーパーアプリって何だろう?

アメリカのスタートアップ企業を見ていると、例えば飲食店のクーポン発行型アンケートアプリなど「日本だとLINEのプラットフォームに乗ってしまうので成立しづらいかも」と思ってしまう企業が結構ある。

アメリカにもLINEと同じようなものがあって、それは多分WhatsApp擁するfacebookなどがスーパーアプリとして機能してたりするのかなと何となく思っていたのだけど、どうやらアメリカではスーパーアプリは存在しないらしいことを初めて知った。。。

※スーパーアプリ・・・中国の「WeChat」や「Alipay」、インドネシアの「Go-Jek」、シンガポールの「Grab」、日本の「LINE」など、1つのアプリでメッセージや決済、クーポンなど多様なことが出来るアプリ

Facebook Payという統合決済サービスは昨年9月にリリースしたばかり、そして直近ではFacebook Shopsを展開し、彼らはスーパーアプリ化への道を着々と進んでいる気がする。

facebookはコロナによる影響で広告収入の減少が見込まれる中でも株価は好調だけど、こういう広告分野以外の伸び代が評価されているとも。

スーパーアプリはモバイルファーストで進んできた発展途上国から出てきた概念で先進国にはまだ浸透していない。しかし、日本と同様にアメリカでもID・PW管理にうんざりしている人は多くワンアプリで全てを行うことのできるスーパーアプリのニーズは高いはずなのでそれをfacebookが捉えられるか。あるいはアプリマーケットの構造を握っているAppleとGoogleが構造を変えてしまうのか注視していきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?