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会社員が高年収を目指す時に知っておいた方がいいこと

こちらは本来有料記事として投稿する予定だったものです。
要点だけに絞って簡略化することで無料としました。

「高年収になりたい」
「今の給料に満足していない」

これはお金を欲しいと思っている多くの方が思う心の声だと思います。
ですが、何も考えずに目の前の仕事をがむしゃらにやるだけでは給料は増えません。

大きく収入を増やすためのポイントは何か?
という点について、私の見解をまとめました。

給与を知る

大事なポイントの一つとして『給与はどこから生まれるのか』ということを知る必要があります。
会社員として働く際には、労働者と会社間で労働雇用契約を結びますよね。
つまり、あなたが働いている会社が赤字だろうが黒字だろうが、その契約で決まったものをやりきることで、給与をもらえるわけです。

会社にとって給与支払いの源泉は、大雑把にいうと事業売上金や資本金や借入金です。
事業が上手くいっているところは、事業売上金の中から給与が賄われます。
逆に事業が上手くいっていないところは、資本金や借入金から給与が捻出されます。
過去に利益が出ているところは、その利益から捻出されることもあります。

事業を行うにあたって従業員には次の役割があり、どこに属しているかで給与は変わってきます。

  1. 商品を作る人

  2. 商品を売る人

  3. 商品を設計や管理する人

  4. それらの人達を支える人

それぞれの役割の中には職種があり、大体の会社では給与テーブルというものが組まれていて、職種によって給与テーブルも分かれています。
営業職の新人だったらいくら、入社三年目だったらいくらなど、経験や役職によって給与幅が決まっているところが多いはずです。

例えば営業事務の場合、「商品を売る人」をサポートする役回りなので、4の「それらの人達を支える人」に該当します。
転職サイト等で営業事務の職種を調べることで、どのくらい給与がもらえる職種かを知ることができます。実際に調べると、会社規模や業界の違い、都市部や地方の違いなどで給与額は大きく異なるのが確認できると思います。

働く会社を知る

勘の鋭い人は、もうお分かりだと思います。
給与の支払いに充てる余裕がある会社ほど給与は高くなるということです。
ただ注意しなきゃいけない点は二つ。

<売上高が大きい会社が余裕がある会社ではない>
商品単価が安くて利益率が低い商品を提供していたとしたら、従業員に高額な給与を支払う余裕はありません。つまり、利益率が高い商品を提供していて、大きい売上を上げているところは、それだけ多くの給与を支払える余裕があることになります。

<利益分配の意志がない>
どんなに事業が順調だとしても、経営陣に利益分配の意志がないと従業員に還元されないため、高い給与は見込めません。
これは一概に経営者が悪いという訳ではなく、事業計画の失敗や不景気が来ることに備えての場合もありますし、会社を成長させるために敢えてお金を残している場合もあるので、何とも言い辛い部分ではあります。

従業員に沢山の給与を払うことが良いことなのか、というとそういうわけではありません。
仮に会社が従業員に多くの給与を支払った結果、倒産するようなことがあれば元も子もないからです。
ただ、経営者が自身の懐を温めることに意識が傾いている場合、どんなに利益が出ている会社だとしても、従業員の給与が大きく上がる可能性は低いでしょう。会社を見るのではなく経営者を見るようにすれば、その辺りの姿勢を汲み取れるはずです。

高年収を目指すためのパターンを知る

ここまでの説明で、高年収になるには給与支払いが良い会社で働くということは伝わったと思います。
次に知るべきなのは、高年収のパターンです。

<給与単価が高いスキルや資格を身につける>
先に例としてあげた営業事務で、年収1000万円を目指すことは正直厳しいです。
物凄く儲かっている会社の役職者になれば、もしかしたら可能かもしれません。
ですが、そんな特殊な事例は少数です。

現実的なところとして、転職サイト等で高年収になっている職種を見て、採用されるには何が必要なのかを理解する必要があります。
見た時点でスキルが足りなかったとしても、それを満たせば高年収を見込めます。

ただし、将来にわたって高年収の職種として生き残るのか、という点には注意が必要です。
これは職種に限らず働く会社にも言えることです。

<大きいインセンティブを扱っているところにいく>
分かりやすい例でいえば、不動産や保険業界はインセンティブを扱っていることが多いです。
不動産営業でいうと、基本給を貰いつつ高い物件が決まればインセンティブで大きく収入が増えます。
しかし、給与が出来高制のところは基本給は安いという傾向があるので、生活を安定させるためには必死に頑張る必要があります。

私の知人の例を一つ出しましょう。
その方は外資系IT営業職の方で、大型受注を取った際に額面1400万円のインセンティブを貰っていました。

<成長が見込める会社で働く>
高年収といえば大手企業しか思い当たらないと思う方もいますが、実はスタートアップも狙い目です。
会社が小さい時にうまく入社することができれば、会社の成長に合わせて給与が大きく増える可能性があります。
勢いのある企業は起業して数年で上場し、そこから更に大きくなる可能性を秘めているので、敢えてベンチャーに行くという選択も全然ありです。

<買収見込みがある会社で働く>
小さな企業だとしても、ニッチ産業に特化していたり、特許を持っていたりすると買収チャンスがあります。
どこに買収されるかは選択できませんが、資本力がある大きな会社に買収されれば、給与が大幅に上がる可能性があります。

ここでまた知人の例を出すと、以前私と付き合いのあった小さなIT商社が東証一部の会社に買収されました。営業の方だったんですが「買収後の給料が1.5倍になった」と喜んでいました。

<外資系企業を狙う>
日本に参入している外資系企業も十分年収が高いのですが、ここで言ってるのは現地にある大手外資系企業です。
原則就労ビザが必要になること、言葉の壁があることなど難易度は高いですが、インフレで人件費が高騰している国の仕事を日本からリモート就業できれば、日本の給与水準の枠を越えられるという夢があります。

びじさば流の年収の増やし方

ここまで読んでもらった方の中には、高年収を目指すのは厳しいと感じた方もいると思います。
そこで参考情報として、びじさばが実際に年収を増やしたやり方について伝えようと思います。

  1. ニーズがあって高単価を目指せるスキルを身につける

  2. 就職して良い成果を上げる

  3. 会社から認められて責任あるポジションにつく

  4. 責任あるポジションで良い成果を出す

  5. その成果をもって転職する

単純な話、これを繰り返すだけです。

なぜ転職する必要があるかというと、給与テーブルで決められた給料の上昇余地と昇給の機会や頻度を考えた場合、圧倒的に転職の方が有利で早い結果を出せるからです
もちろん、人によって成果にバラつきはでます。
ですが本気で取り組めば、人によって大きく年収を増やせるはずです。

最後に

もう7年前になりますが、私が最後に転職の面接試験を受けた時に言われたことは「いくら欲しいですか?」でした。求人票に書かれた年収幅ではなく言い値の話です。

ちなみにこの時に私が返した内容はこうです。
「試用期間を設けて、その間は月給このくらいでどうですか? その期間で本当に社長の見込み通りのパフォーマンスを出せるかどうかを確認してみてください。もしお眼鏡にかなうようであれば、次こそは言い値でお願いします」

こういう魅力的な質問を言ってもらえるような企業は限られているので、たまたまだったのだと思います。
事業が順調で欲しいと思ってもらえる人材であれば、そういう場面にも出くわすことがある、ということも知って欲しいです。

本当はもっと分量を厚くして公開する予定だったのですが、無料記事なので簡略化してこんな感じになりました。
ということで、このお話はここで終了です。

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