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あなたが発する言葉の重み!

コンサルティングで業務の改革をやるときに、一人ひとりがどんな業務にどれだけの時間を使っているのか時間分析をします。

まず、今やっている業務をリストアップしてもらったり、私が業務項目を追加したりして業務項目リストを作ります。
それを社員に配り、自分がその業務にかけている時間を記入してもらいます。

もし、自分がやっている業務が業務項目リストになければ書き加えてもらいます。

その後、業務リストを集めて分析するのですが、

「なんで こんな業務やってるの?」
「なんで こんなに時間かけてるの?」

という業務が必ずと言っていいほど出てきます。
その中には、

「社長からの指示で…」
「部長からの依頼で…」

というのが意外と多く、後で、私から社長や部長に確認するのですが、

「そんなこと言ったかなぁ」
「そんなつもりじゃなかったんだけど」

というのも少なくありません。

実は、社長から発せられる

「ちょっと、これやってくれるかな」

という言葉は、社長にとっては気軽な頼みごとかもしれませんが、言われた社員にしてみると、『絶対』ですからね。
だって、”社長”ですよ。

部長だって例外ではありません。気軽に頼んだ作業でも、部下にとっては指示・命令なんです。

今は、社長でも部長でも社員と分け隔てないスペースに机があったりして、距離が近くなっていますが、それでも社員にとっては、”社長”であり、”部長”なんです。

あなたの発する言葉にはそれ相応の重みがあるのです。

私も若い人たちと同じ目線でよく話をしますが、それでも、その人たちにとって私は親に近い年齢であるには違いありません。
そういう意味で、私の発する言葉の重みにも気を付けなくてはいけないと自省している次第です。


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