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Day136→ぶらっと探訪。

本年も宜しくお願いします☆

2024年の始まり。新年のご挨拶はひとつ前の投稿でしているので省略するけど、毎度お馴染みの方は引き続きご覧頂ければ幸い。お馴染みではない方も、たまに覗きに来ていただけると喜びます

さて本題。新年になったとはいえ、正月早々することは限られている。今年、私は諸般の事情で初詣には行かない上に、この時季は物価が爆上がりするから遠出できない。

公共交通機関も道路も観光地も混んでいる上に、宿泊所もビックリするほど高額。こういう時期に稼がないと、日頃の穴埋めが出来ないということなのかもしれないから、持っている方はどんどん使って欲しいと思う。

というワケで、2023年の年末が押し迫った慌ただしい時期にも拘わらず、遠くまで出掛けることにしたのである。何の事は無い、私が使っている某旅行サービスのポイントの有効期限が切れるからという理由で。

ということで出掛けましたよ。

行き先は熱海。前々から江の島と熱海に行きたいとは思っていたのだけど、茨城県央からは微妙に遠い。日帰りできないこともない距離なので尚更だけど、泊まる理由が出来たということで行く事にしたのである。

世間は一応平日というコトもあり、微妙にお仕事の方と、早めに仕事を納めている方とが入り交じるカオスな空間。私はよく普通列車のグリーン車を使うのだけど、平日料金なので少々高価いのが癪である。

私の場合、ちょっとの距離なら立っていればいいのだが、長距離乗る場合のロングシート(座席との間に吊革があるタイプ)の車両は混雑していないと対面する気まずさ、あの手持ち無沙汰感がなかなか苦痛なのですよ。

反対側に座る乗客の視線が気になるから、ボンヤリ外を眺めるワケにもいかないし、ずっとスマートフォンを触り続けるのもなんか嫌。だったら少し高価くてもグリーン車に乗ってしまえというのが理由。

普通列車のグリーン車を乗り継ぐ場合は通し料金が設定されているが、2024年3月16日から休日料金を撤廃、しかも長距離用の料金設定を作るようだ。私のように普通列車を長距離乗る利用者にとっては痛い値上げである。

ギリギリ東海地方。

東京駅からJR東海道線に揺られること2時間弱。新幹線は少々高価いから特急踊り子号に乗りたかったのだけど、丁度「サフィール踊り子」という豪華列車の時間だったので、普通列車で熱海まで。

熱海止まりだったので、隣のホームに来ていた普通列車に乗ったら、何故かすぐに止まらない。丹那トンネルの中を延々と走る列車で路線図を見れば、来宮きのみや駅はJR伊東線でJR東海道線ではない。なんてこったい

熱海駅まで戻り、そのまま伊東線に乗り換えれば良かったモノの、ちょっと間隔が空いていたのでバスのほうが早いんじゃなかろうかという思い込みでバスで向かうことにするが、道路はまさかの大渋滞

だいぶ時間のロスをしてしまったが、まあ仕方ない。多くの施設は閉館時間午後5時だから、どこかで辻褄を合わせなければ間に合わない。先を急ぐこととする。

温泉地・熱海は、例に漏れずとにかく坂道が多い。バスは容赦なく、狭く細い坂道を上っていく。土地勘が無いとバスの路線を解読するのにも時間を要する。観光客にも分かるよう、親切に路線図を作ってほしいと切に願う。

来宮神社。商売繁盛、縁結びの神として古くから信仰されているとのこと。

まず初めに訪れたのは来宮きのみや神社。パワースポットとしても有名で、折角熱海まで来たのだから御利益ごりやくにあずかりたいということで参拝する。ちなみにおみくじは末吉。

時間が無いぞ。しかもバスがすぐに来ない時間。仕方ない、歩いて次へ向かうとするか。ということで約2km、これが想像以上に遠い。次の目的地は「アタミロープウェイ」。熱海市街地が一望できる。

「うみそらテラス」から熱海市内。
「あいじょう岬展望台」のオブジェ。

眺望は良いのだけど、ただ展望台を見に来ただけではない。ここには一定世代以上にはよく知られているだろう、オトナのスポットが併設されている。「熱海秘宝館」。

ロープウェイの山頂駅兼秘宝館入口。いかがわしさが半端ない。

ここまで来たので入る事とする。内部は撮影不可。あれやこれやのギミックが次から次へと登場する。子ども騙しかっ!というThe昭和のシュールな展示物が観客を魅了していく。

ちなみに私が訪れた際は、恐らく学生さんと思しきカップルや、若い女性が展示物を観覧していたのが何とも微笑ましい。物見遊山ものみゆさんでしかないのだけど、モノ好きの方はぜひ。お子様には向いていない。

行ったり来たり。

秘宝館には滑り込みセーフということで、宿泊先にチェックイン。諸般の事情で宿泊先が三島なのよね。熱海から電車で10分程度だし、そこそこ本数もあるので何の不便もない。一度チェックインして、再度熱海へ。

熱海駅前温泉浴場。銭湯のように備え付けが無いので用意が要る。

温泉場には温泉旅館と、地域の人たちが主に利用する公衆浴場的な施設があるのだけど、こちらは後者のほう。銭湯的スタイルで、料金が安い代わりに備え付けのものは全く無い。

それにしても温泉が熱いのなんのって熱海市公式Webによれば平均温度は約63度。熱い場合は水で調節してくださいと書いてあるが、他のお客さんがいるから簡単に冷やすわけにはいかない。お陰でポッカポカ。

2023年は暖冬傾向なので暖かいのだろうけど、温まったこともあり、いつもを知らないが夜なのに全然寒くない。こちら茨城では結構冷えるので、拍子抜けしてしまったのはここだけの秘密。

お宿。ホテルジーハイブ三島(静岡県三島市)

温泉にも浸かったし、街をぶらぶらしながら三島へ戻る。駅前にはスーパーが無いようなので、Webでスーパーを検索しながら街をぶらぶら。ちょっと離れたところにイオン系列のマックスバリュがあるようだ。

本来なら地のものを頂くのが筋なのだが、知らない飲食店をパスしがちなので結果的にこうなる。お宿では持ち込み可の上にフリードリンク、キッチン完備なので何も困らなかった。三島は住みやすそう。

次の目的地へ。

とりあえず熱海での目的を果たしたので、次の目的地へ。新幹線で向かうが、丁度帰省ラッシュに巻き込まれ、こだま号ですらも混雑。小田原までわずか20分程。早いのなんのって。イナカ者の戯言なので笑ってください。

小田原経由で藤沢駅、藤沢からは江ノ電で江ノ島駅まで。江の島までは徒歩で向かう。駅からはちょっとだけ距離がある。橋を渡って軽く登山する格好になるので要注意。

「江ノ電」でお馴染み、江ノ島電鉄江ノ島駅。単線なのですれ違い。
片瀬東浜海水浴場。冬なので閑散としている。

江の島弁天橋の途中に、岩屋まで近いと宣伝する遊覧船べんてん丸があったので乗ることにする。確かに岩屋までは近い。しかも江の島全体を見ることが出来るので得した気にもなる。

べんてん丸」から。高低差が半端ない。このあと山登り…
「べんてん丸」船着き場近く。正面に富士山。

岩屋は自然に出来た洞窟で、内部を見学することが出来る。ちょっとずつ波で浸食されて洞窟が出来ていったそうで、江の島信仰発祥の地として崇められているとのこと。これが自然に出来たのだから驚き。

江の島岩屋。波によって削られて形成された洞窟とのこと。

岩屋から江島神社奥津宮に行けるのだが、急坂の階段を上る羽目に。こんなところで登山をするとは思わなかった。江の島が天変地異で隆起して出来た島である事を実感させられる。

江の島サムエル・コッキング苑では、
イルミネーション「湘南の宝石」を実施中(2024年2月29日まで)。

参拝したり島内をぶらっと。展望台的なところが気になるので上ることに。江の島シーキャンドルはガラスのない屋上に上ることが可能で、島内の展望台よりも眺めが良い。おみくじは大吉。おみくじ引き過ぎ?笑

江の島シーキャンドル。
江の島シーキャンドルより片瀬江ノ島駅方面。

島内は、端から端まで観光土産店や海のものを扱う飲食店が建ち並ぶ。一通りぶらっとしたので、さあ帰ろうかと思って江の島弁天橋のほうに向かうが、驚愕の事実

江ノ島でお馴染みの「エスカー」。要は有料のエスカレーター(上り専用)。

エスカーは上り専用。要は逆に進んだほうが効率的だということ。岩屋から「べんてん丸」に乗って帰ればあまり山登りしないで水平移動できたじゃないか。あの苦労は何だったのよ…😭

江の島をとりあえず一通り見たので満足。改めて夕方以降に来る必要があるけど、イルミネーションは見てみたいかも。新春スペシャルということで、旅エッセイをお届けしました。お付き合い頂き、ありがとうございました☆

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