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19.7.30 高校野球から先の進路をどうやって決めるか

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愛知県は予選が全ておわり、全国でも次々に代表高校が決まっていることでしょう。

逆に言えば高校野球が終わり、引退している選手の数が増えているということです。

95%以上の高校が今年の夏を終えている計算かと思います。

さて、3年生は最後の夏が終わりました。

これからの進路は何を考えているでしょうか?

本気でやる野球を終える選手、まだ続ける選手と大きく2つに別れます。

本気でやる野球だけが全てではないので、草野球などで楽しくやるのも1つ。

野球からは離れて、他のスポーツや趣味を楽しむのも良いと思います。

そんな中で、「まだ本気で野球をやりたい」「高校ではあまりうまくいかなかったけどやっぱりプロを目指したい」という選手もいます。

このような選手が進路をどうやって選んだらよいのか、以下の分を読んで少しでも参考になったら幸いです。

主なプレー先

①大学進学
②社会人野球
③クラブチーム
④国内独立リーグ
⑤海外リーグ

・大事なのは自分で決めるという事

①大学進学
多くの選手は大学で野球を続けることになりますが、問題はその大学の選び方。
「監督に言われたから」「他県に出たいから」という理由で選ぶのはやめておいた方が良いというのが率直な感想。

身内が高い授業料を払うか、自分で奨学金(借金)を利用して大学に通うことになります

きちんと明確な目標や目的が自分で立てられないのであれば、その大学に行くのはオススメできません。

中退がダメとは言いませんが、入ってから「こんなはずではなかった」と思わないようにリサーチはしておきましょう。

あとはせっかく大学に行くのだからきちんと単位をとって卒業するように。

②社会人野球

限られた選手しか進めないのが現状の社会人野球。野球のレベルが一気に上がり戸惑うことも多いはず。

働きながらの野球はなかなか大変だと想像します。(僕は経験したことがないのであくまでも想像ですが…)

とは言え、選手として一定以上の評価をされているからこそ企業に入ることができるわけですからそこは自信を持って下さい。

ケガ等なければいずれはドラフトなども可能性が出てくるかもしれませんからね。

③クラブチーム

社会人野球と同じように仕事をしながら練習や試合をしていくこととなります。

活動費などは自分で稼いだお金から支払いをすることになるチームがほとんどだと考えられます。

そういう意味では社会人野球よりもお金の面では苦労するでしょう。

以前はクラブチームからドラフトにかかっていた選手もいましたが、最近ではほぼ0ではないでしょうか。

これには理由として④の国内独立リーグの存在が関係していると踏んでいます。

④国内独立リーグ

現在、日本独立リーグ野球機構に所属しているのは「四国アイランドリーグ」と「BCリーグ」の二団体。

それ以外には「カンドク」と呼ばれる関西独立リーグも存在します。

四国アイランドリーグとBCリーグはカテゴリ上プロ野球なので、トライアウトを受ける場合、高校生はプロ志望届を出す必要があります。

そしてプロ野球なので、多くはないですが報酬が発生します。

チームによって異なりますが、月給で10-15万円(額面)のところがほとんどです。

給料が発生するのはシーズン中のみで、オフシーズンは無給。アルバイトが必要な選手がほとんどです。

練習生は給料ありません。

チームの人数としては30人前後と多くはないのですが、年間100試合前後の実践機会があります。

NPBの2軍、3軍とも戦えることで大きなアピールのチャンスであることは大きなメリットです。

多くの選手は大学やクラブチームが前の所属先です。「NPBへ行きたい」と考えるなら、年齢も一つの調査項目になっているので少しでも早くチャンスをつかみに行くというのもありでしょう。

(社会人野球は高卒の場合3年目から、大卒の場合は2年目からがドラフト対象年ですが、独立リーグは1年目からドラフト指名される権利があります)

⑤海外リーグ

最近はSNSの発達も関係があるのか、海外のリーグへプレーの場を求めて海を渡る選手も多くなってきている印象です。

就労ビザの問題や文化の違い、気候や治安の問題などクリアすべきことはたくさんありますが、日本ではない野球、ベースボールを知るというのも人生の大きな財産になり得る可能性はあります。

大事なのは自分で決めるという事

どの進路を選択するにしても、まずは多くの人の意見を聞いてみることは大事です。できれば経験値を持っている人から。

野球で海外に行ったことがない人に「海外で野球しようと思うんだけど」と言っても「危ないから止めておけ」としか言えませんし言いません。

実際に経験している人であれば、実際にあったトラブルやその解決策、心構えなど得られることがたくさんあるはずです。

そのように経験者から情報を集めたうえで、自分で決めることです。

自分の人生なので好きに生きて良いと思いますが、その分岐点を「他者に依存して決定」することのないようにした方が良いでしょう。

なにか上手くいかなかったときに「あの時親にこういわれたから」「監督に...」となる可能性が非常に高いです。

それではもったいない。

何がしたくてそのカテゴリで野球がしたいのか?をしっかり考えれば、そこで結果が思うものにならなくても納得した野球人生が送れるようになるのではないでしょうか。

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