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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 二拍三連のリズム(その2) b labo vol.15

二拍三連のリズム(その2)

練習してますか?信号待ちのとき、電車に乗っているとき、意識さえすればいつでもできます。(生活の中で感覚を養う)

さて昨日も書いたように二拍三連はとてもおいしいリズムですが、80年代くらいまでは「ここぞ」という場面でしか使われていませんでした。
作曲家の先生たちも使いすぎるとクドくなったり、安直と思われると考えていたのではないでしょうか。

ところが90年代初頭くらいから状況が変化します。

小田和正が「ラブストーリーは突然に」において大胆に使用して270万枚の大ヒットを記録する。「あの日あの時あの場所で君に・・・」のフレーズ。

実はこの曲最初はいわゆるB面てやつで、小田和正自身もB面にこだわっていたそうです。もしかしたら二拍三連を使いすぎた罪悪感や羞恥心があったのかもしれませんね。

対照的になんの罪悪感も感じられないのが小室哲哉ではないでしょうか?
もともと「Get Wild」とかで多用していましたが、TRFになるとほぼ全編二拍三連!みたいな曲で売れまくる。
「EZ DO DANCE」とか「 BOY MEETS GIRL」

さらに字あまりな歌詞を無理やり入れ込んでも「ノリがいいね」みたいな風潮ができてしまった。あとは猫も杓子も二拍三連ですわ。
もしかしたら最近のシンガーソングライターとかアーティストと呼ばれている人たちは、二拍三連と認識すらしていないのかもしれません。

おいしいから、みんなやってるからではなく、キチンとしたものを作りたい!そんな作曲や編曲でお悩みの方もb laboはお待ちしております。

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