バルト海旅行記 Binz Day02
海が少しと忍者修行という名のワンダーホーゲル
まだ人もまばらな朝から砂遊びをして、もう少し太陽が高くなったら今日はドイツの皆さんよろしく、水に入ってみようかなぁ?!なんて気持ちもなきにしもあらずだった私たち親子ですが、うちのリーダーはそうではなかったようで。。
まずは、ちょっと薬局に用事があったので、早々に砂浜を 一旦 、そう、気分的にはちょっとだけ離れた(つもりだった)私たち。お土産やさんやレストラン、カフェの並ぶメインストリートに出て用事をすませると、もうそろそろお昼。
どうしようか。ここはもう歩きすぎているので、少し他を探そうとさらに先を歩き出した。ここから1キロくらいの場所に湖もあるみたいだ。とリーダーと話しながらボチボチメインロードの終わりまで来た。
その先には、小さな教会が丘の上に建っていて、前回来た時には遠くから眺めて終わった場所だった。もう少し近づいて見てみたい気持ちが起こり、そのまま歩を進めてしまった私。
まずは、「湖」を目指して出発したハズだったのに、登れる場所を見つけると登らずにはいられない人々は勝手にひょいひょい消えて教会の丘を登り出している。
丘の上にあった小さな可愛い教会
知らない街の散歩はこういう出会いがあって好きだ。前回遠目で気になってこれなかった場所。
可愛い教会、、ドアのディティールを眺めている間に、、その裏手の雑木林に目をやるとほどよく小山になっている。ふと気づくと、もちろん!すでに子供達はその山道を登り出している。。
あぁ、また脱線だ。でも、そんな脱線も好きな親子。
しかし、お昼はどうするんだ。。。湖は。。。 若い頃は、率先して脱線してた私ですが、今は少し家族をまとめないとならない年長者としての自覚?が芽生え、こういう葛藤がすごくストレスなんだよな〜なんて愚痴つつ、本来の脱線好きは、子供のせいにしながら、でも少し後ろ髪を引かれつつ子供についていく(これでまた戻ってからの浜辺の滞在時間が短くなるのは見えている)。
ゲストハウスの並ぶ向こうにもう湖は見えているのに
ここはベルリンよりも北に来たので、緑がまだ若い。
そのまばゆい新緑に森はキラキラと照らされていて、さらに明るい感じがする森の中。
足元には可愛いお花達がわらってる。
ピンクのクローバー発見!
ここで、この明るい色の葉っぱに胸キュンな私は、
とてもとてもここで四つ葉とか探したい!気分になったけど、知らない場所なので後ろ髪を引かれながら、先をどんどん行ってしまっている子供達を追う。
雑木林を抜けると、少し開けた場所に着いた。
向こうに海が見えている。。
どうやらここら辺一帯、シロアリか何かの虫に木々がやられてしまい、最近切り倒されたことがうかがえる。結構太い木々なだけに、長い間ここで生きてきた木だったろう。かわいそうに。まぁ、しかしそれも含めての自然。
どんな虫がこんな大きな木を襲ったのか、探求せずにはおれない男子チーム。
ちぎれて乾いた蛇も発見。鳥か、動物か、、人間か。
どんな戦いがあったのだろうか。
やっと下に降って元のルートへ。
Schmachter See へ向かう。
朝海岸でも見たウェディングのグループも、湖に記念撮影に来ていた。
お昼は、気軽に食べれるインビス(Imbiss)へ。
ここでビスマルクサンド(ニシンの塩漬け)を食べた。
プリプリしていて美味しかった。
このインビス(軽食屋さん)の裏手では、自家製の燻製フィュシュを燻製していた。奥の茶色い鉄のドアから煙が漏れているのが見えますが、それです。
遅めのお昼を食べた後、
お腹がいっぱいになったところで、少しホテルで休憩。
その後に、また海へ。
16:00
砂遊びをしている子供達を急かして、昨日登った自然道(忍者の山)に行こうと急かすリーダー。忍者の修行ネタは、子供達に効果覿面である。
しかし、私座ったばかりなんですが。。
海岸横に広がる自然保護区。
この海岸線の横の茂みを登ると自然道のトレイルになっている。
岩などゴツゴツしておらず、急なところがないし、子供達にも歩きやすい道
海辺の忍者修行を終えて。。
しばし、海にさようなら
自然道へ
やっぱり登れずにはいられない人。。
まだまだ先に進みたいリーダーを諭して、山道を戻ることに。
すでに時間が結構、遅いんですけど。。
魚の燻製用の木が綺麗に積まれている。結構すごいよね。これ?!と感心。。
この倉庫の向かいにあるお店で、魚の燻製をお土産に買うこともできるし、その場でサンドなどにして食べること、酒のアテにして飲むこともできる。
4世代も続いている、燻製魚の歴史のある専門店みたいです。
僕ちゃん、もう疲れて歩けない。。。
次男は、パパに肩車してもらって帰路へ。
下のこれなんだと思います?
まぁ、絵の通りです。
ワンちゃんのう○こを入れて捨てるようの袋が街で配布されています。
こちらの観光地(ベルリンでも)ではよく見かけます。
さて、ちょっと出遅れた夕食のレストラン探し。
というか、本日行きたかった目的のお店 ( Bootshaus Binz ) ははっきりしているんだけど、人気なお店なだけに無理だろう。。「予約しておきなよ。」と昨日の言ったら、意地を張ったリーダー(年下)に、「じゃ自分ですれば」と言われドイツ語の電話は苦手なので、私はしなかった。
やっぱりいっぱいだった。残念。
これは、みみっちい夫婦喧嘩?の報いだ。
どんどん時間は遅くなり19時を回ってしまった。子供達も頑張ってくれているけど、少し遅くなりすぎてしまった。焦る私。
子持ちとしては、やっぱりどこも予約を入れておかなかったことは失敗だったな〜と、疲れているのに、泣き言を言わずに一緒に歩いてくれる子供達に感謝しつつ、彼らの成長にこっそり驚いたりしていた。
でも、
とりあえず 春だし、白アスパラ添えのメニューのあるまだ空いているレストランを探す。ドイツでは春の風物詩といえば、白アスパラ。できれば、地物、ブランデンブルグ産、ベルリッツ産のものが最高である。
なんとか飛び込みで入った、同じ海岸通りのホテルレストラン
ここは歴史も古いせいか、サービスが行き届いている。というか、少し年上のウェートレスさんたちの振る舞いと心配りが絶妙にいい感じ。特に予約も入れていなかったし、飛び込みの私たちも暖かく席を用意してくれ、
北ドイツの人たちの表情や喋り方は結構ドライでそっけなく、私からすると怖いときもあるのだけど、ここのサービスは程よく気持ちのいいお店でした。
Hotel und Restaurant Villa Salve Binz - Rügen
アールヌーボーなレストランの内装にワクワク。
これは夫のフィッシュテラー
これは子供用の、ジャガイモのパンケーキのアップルムース添え
日本のいももちとほとんど同じようなものだけど、ドイツで外食時には、子供の定番メニューである。
これとあと、ミルクライス、トマトソースのパスタ、ポテト&フィンガーフィッシュ とかが、こちらのレストランではよく子供用メニューとして用意されている。
私は、ドイツの春の定番、白アスパラ+シュニッツェル(カツレツ)を頼んだのだけど、疲れすぎて写真忘れました。
頭ぼんやり。。
本日の散歩11km
えーっと、ここまで来て、まだ全然海でまったりしてないだけど。。。???
浜辺で今日座ってたの午前と午後それぞれ30分くらいだったような。。
食事を終えて、ちょうど20:30子供達はいつもならベッドへ行く時間だ。
空は、少し日暮れを迎え色が変わってきて、風も冷たくなってきた。
海外沿いのペンション。建物の右下に、うさぎちゃんが夕飯の草を食みに来ているのを発見。。Guten Appetit !
明日は、浜辺でゆっくりさせてもらえるのだろうか。。。
男子3人はスニーカー
女子1人は、砂浜靴(カンフーシューズみたいなの)で来たので、不覚にももうすでに足が少し痛い。
というか、指と指の間にマメが。。久しぶりにできたぞ。
こんなに歩くなんて、聞いてない!!
いつも歩きやすい靴でいるのに、
こんな旅先でこんなおもいするなんて。不覚だった。
夕暮れの道を、準備担当のアテクシは、自業自得。
痛い足を引きづりながらとぼとぼ帰るのでした。
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