10年、20年も働き続ける未来がなかった

あの日、トレーニングジムに行ってなかったら
あの日、旅行の話してなかったら、
あの日、居酒屋に行ってなかったら、

あの日、あの時の選択をしてなかったら今の自分や周りの友達はいない。

2017年、8月15日、私は地球一周の船の上にいた。
約100日間の旅。25カ国をまわる旅。
きっと就職を決めた18歳の自分には想像もなしえなかっただろう決断。

2015年、4月1日。
親に勧められた大手企業の工場作業員として入社し
黙々と日々の機械作業に没頭していた。
月給手取り15万円。

福利厚生も人間関係もかなりいい方
ただ、女性が働くにはいい環境とは言えない、重労働。
働きやすいようにと上司が重労働を軽量化。
なんていい会社なんだ。って当時は思ってた。

でも、昇進試験があったときに気づいた。

自分て何でこの仕事してるんだろうって。
やりたいことなんやったかなって。

そんな時に見つけた居酒屋のポスター。
地球一周の船旅。

自分には無理やろうなってハガキを送っては諦めて
LINEで問い合わせては諦めて

でも通ってたパーソナルジムの受付の人と話をした時に

「親戚がピースボート で好きなことしながら地球何周もまわってるよ」
って

ん?ピースボート?
あ、地球一周のポスターのか!

って気づいたら説明会に行ってたし
気づいたら申し込みしてた。お金もないのに。

気づいたら会社にも熱い気持ちで好きなことしたいから会社辞めるって辞表出してた。

小さい頃に見たメディアの先の子供達
貧しい国って植え付けられた印象と
メディアに映る子供達のキラキラした瞳のギャップに
自分自身の目で見に行きたいと思ったあの日から

海外に必ずいく。子供達に直接会いにいく

その夢が、一瞬の出来事で、選択で、決断で叶ってしまった。2017年。

その選択がなかったら、人生で地球一周を二周することはなかっただろうし
あの時の行動力がなかったら、きっと今いる周りの友達はいなかった。
きっとあの日の決断がなかったら、こんなにも世界が面白いんだって気づかなかった。

ピースボート に乗船したことによって、自分自身を探している人に出会ったし
居場所がわからない人にも出会った。
自分自身が過去に抱いていた孤独を味わってる人もいた。

だから自分はそんな自分自身を現在進行形で探してる人の手助けをしたい
だから自分は居場所がわからない人の居場所になりたい
だから自分は孤独を抱いている人たちの助けになりたい。

そう思うようになって今、居場所作りをするためにイベントをやったり
カウンセリングやコーチングをやったりしている。

あの日の選択がなかったら、きっと今の自分のやりたいことは生まれなかっただろう。

10年、20年と働き続ける予定の場所から抜け出す選択をしたから

今、わたしは、ここにいる。夢がある。

あなたに出会えたから今の私がいます。

って言ってもらえる大人になるんだ。
そう決意ができた。
まだまだ道は途中。
きっとまた選択する日が来るんだろうな。

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