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四つめの恋



「 四つめの恋 」



海月 海月 水面に映る

白い月の 輪郭か


四つめくらげか 紅くらげ

くしゃみをしたのは 

どの水母……。



水母 水母 紅くらげ

四つめも 紅も

水の中



……。




 



四つめの恋 海月(Jelly fish) /  2020.oct


『 海底のネムノキ 化粧のパフ……。 』



チムニーと女の子 19.ママンの読書    { 海底 の ネムの木 }


ネムノキ

ネムノキ...

ねむの木

ねむの木......。



安堵、浸透、重なって行く 深呼吸......。 

ようやく 見つけた 見つかった。


君は 

ヒトが 息をするのも やっと

酸素も薄く 危険な 崖に、高山の上で、  

あの崖の上で静かに 笑みを浮かべていた。


何も、 文句の一つも 言わずに 

口角を上げて 柔らかく いつも 微笑んで……。 




白い山羊 と……。

****




ポチャン 。 。。 。。。 


ぶくぶく ぶく... .. .




** 海月 海月  水面に映る  白い月 の 輪郭か

四つめくらげか 紅くらげ

くしゃみを したのは どの水母・・・・・・。



水母 水母 紅くらげ

四つめも 紅も

水の中

......。 **



揃いの組紐

二人の腕輪

手を繋ぎ 


紺青 の 海面へ  と 

小さな 舟( 橋 )の 上から  降りていく


青く 深く 海の中を、 海中の螺旋階段 を 降りていく

手を取り 静かに 降りていく


くるくる 廻る 螺旋 の 階段  

鋳物鉄 の 螺旋階段 


ところどころ剥がれかけた 釉薬(うわぐすり)

手摺りの細部 装飾の獅子が 微笑みを……。

暗く 深い 鉄紺色の青い水の中を ふたりで共に降りていく



『 暫くの間は 苦しくなるから  これ を使うんだよ 』 と

婆や の 声が 耳元で 繰り返す。

鎖に手をやり   握った先には真鍮の笛。 

『 これを ふたりで交互に 吹くんだ 』

『 水の中を降りていきなさい。ずっと、ずっと階段が続くまで、螺旋階段を降りて   いくんだ。』



( シュー......。 シュー ......。)



暗く 深い 鉄紺色の青の世界  

ふたつの 手を合わせて しっかりと結んで



真鍮の首飾り、 時折  笛を 鳴らし ふたりは降りていく



時空が 変わり 

世界が 変わる 



青い 海の中 を 階段が 続く限り 

共に 手を 合わせて 降りて行きなさい



時空が 変わり 

世界が 変わる 




ポワンポワンと 揺れ動く…

透き通った 四つの葉   ミズクラゲ が 揺れ動く

一定のリズムに合わせて  皆で   上下に揺れ 踊る



そろそろ、心 洗われて  真実が 実り 映し出されていく。

段々と、出会うべき仲間たちが集まって来て 

青く  深く  生まれ変わり  新しい物語が  始まっていく……。

  


ポワン ポワン

ポワン ポワン



海月 海月

** 海月 海月  水面に映る  白い月 の 輪郭か

四つめくらげか 紅くらげ

くしゃみを したのは どの水母・・・・・・。



水母 水母 紅くらげ

四つめも 紅も

水の中

......。



時空が 変わり 

世界が 変わる 





愛と平和と奇跡を……。

私たちは 命を授かり この星に生まれ落ちた

地球という青く美しい星に。

地球はひとつ

みんなの地球


LOVE安堵PEACE ……。


世界平和を一刻も早く、
平和的に解決するように心よりお祈り申し上げます。

大切なものを御守りくださいますようにお願い申し上げます。




ネムノキのもとへ……。


Bleu_oui



潜って 


さらに
深く 
海 の 奥へと

ずっと ずっと 降りていく


海底 の ネムノキ の 元 へと


咲かそう白花のパフ

18世紀、白蝶貝の肢のついた 

真っ白なパフのよな 息をはく 夜


時 は 動いているのか 

誰も 知らない 

解らない



ふたつの葉を合わせ

そっと 安堵する....

 



幾度となく 

今までの 空白を 埋めるかのように


葉を閉じて 

花を  白花を



やがて


淡萌黄 うすもえぎ の 小粒の実 
暗く 時の静かな    波のない 深海の底 

小粒 の ペリドット たちが ひとつに纏まり球となり
漆黒の 海の中 で 輝き光る


ホワン ポワン と、

呼吸をするかのように

ポワン ホワン と......。 


満月の夜 ......。    朝は来たのだろうか 昼はあるのか

夜は あるのか

太陽は 起きたのだろうか


解らない 

暦も 定かでは ない 時空の中



独り ではない ことは 確かな夜であった。






ご覧になって下さりありがとうございます。今後とも どうぞよろしくお願いいたします。