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2020年の振り返り~いるもの・いらないもの~

2020年、あなたにとってどんな年でしたか?未来の歴史の教科書に確実に掲載されるであろう激動の1年、あっという間でしたね...…いや、本当に。

先日、ラジオを聴いていたら、パーソナリティーが「2020年、なかったことにできないですかね。」と話していた。私は、その言葉に力強くうなずきながらも、「いや...…ちょっと待てよ」と思い直した。確かに、予定通りにいかなかった1年だったけれど、予想していなかった収穫が結構あったことに気が付いたからである。今回のかきあつめテーマは、「2020年の振り返り」である。よろしければお付き合いください。

私にとっての、今年最大の出来事は、「長期テレワーク生活」である。私は、一般企業に勤める会社員で、3月末からずっとテレワーク勤務をしている。管理業務が多いため、在宅でもあまり不自由と感じることはない。まず、この非常時であっても通常通りの仕事をさせていただけていることに感謝である。

テレワーク勤務に慣れてきた梅雨の頃、私は大掃除に取り掛かった。一日の大半を外で過ごしていた自粛前の生活では目をつぶっていた、生活環境が大変気になってきたからだ。特に整理整頓が気になった。何故なら、部屋の状態は、自分の心理状況を表していると思っているからだ。常時、散らかっている自分の部屋は、私の頭の中も散らかっていることを示していると思った。

私は、一念発起した。そして、捨てて、捨てて、捨てた。その結果、「本当に必要で持っていたもの」、「必要がないのに持っていたもの」、「もう不要なもの」が明確になった。部屋の物をスッキリさせたら、頭の中もすっきりした。何が欲しくて、何がいらないのか、自分にとっての「いるもの・いらないもの」がはっきりしたのだ。以前より、判断基準が明確にできたのだと思う。こういうのを「断捨離」と呼ぶのだろうか。大変貴重な経験だった。

そうそう……「いるもの・いらないもの」で思い出した。(話は大きく変わります)あなたは、小須田部長をご存じだろうか?小須田部長とは、昔、『笑う犬の生活』『笑う犬の冒険(私はこちらで観た気がする)』というコント番組の中で内村光良さんが演じていた架空キャラクターである。私は、これが好きだった。

内村演じる「小須田部長」が転勤の為にさまざまな場所へ引っ越すさまをおもしろおかしく描いたコント。引越しの際には「いるもの」「いらないもの」と書かれた箱にそれぞれの地の思い出の品などを詰めて行くが、大半が元部下の原田(原田泰造)によって「いらないもの」に分類される(第三部からは「どうでもいいもの」という箱も登場する)。最初はどこへ転勤するのか聞かされず、常識的に考えてこれは必要だろうというものまで「いらないもの」に分類されるが、思わぬものが「いるもの」に分類され、段々と小須田部長が次の(非常識で過酷な)転勤地・業務内容を察して行くところが笑いどころである。(wikipedia「小須田部長」より)

(youtubeより引用)

久しぶりに観たら、やっぱり面白いなあ。

私が大掃除をしたのは梅雨の頃で、周囲を見渡すと、部屋は少し散らかってきている。そろそろ仕上げの大掃除をしようかな。2021年は、2020年に気が付いた「いるもの・いらないもの」のうち、「いるもの」に集中して進んでいく2021年にしようと思う。目まぐるしく変わる環境の中でも、しなやかに、のびのびと。

♫がんばれ~負けんな~力の限り生きてやれ~(小須田部長より)

お付き合いいただきありがとうございました。

編集:真央
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