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チャンス!

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。
今回のテーマは「#もの申す」です。


物申したいことは……ない。あれやこれやと考えたけれど、他人様に何か物申したいことなど、私にはない。私は私のことで精一杯なのだ。だから、最近、今更ながら気がついたことをシェアしたいと思う。

「あなたにとってチャンスとは?」
先日、職場で上司に「チャンス」という言葉の意味について自分なりの意見を求められることがあった。私の「皆に平等なチャンスが与えられるようにしたい」という企画提案に対しての質問だった。私はその時、頭の中にあった回答をしたのだけれど、その後しばらく考えていた。そうして気がついた。「……チャンスは誰かに与えられるものではないのかもしれないな」と。

多分、何かを変えられるチャンス、扉は目の前にある。だけど、その扉に気が付いて、扉を開けて、踏み出していくかどうかは自分次第なのだと思う。

そう思った時、我が身を振り返り、待ってしまっていた自分に気が付いて苦しくなった。誰かが見つけてくれるのを、誰かが連れて行ってくれるのを、誰かが、誰かが……我ながら依存心が強いなあ、まだここで油を売っていたのか。

扉は自分で開けられるし、その扉の先へ自分歩いて行かれるのに、心の奥底で信じ切れなくて、「自信がないから」と言い訳に踏み出すことに躊躇していた。踏み出さなかったのは自分なのに、踏み出した誰かを羨んだりしていたんだな。

そう気がついたとき、私の中で何かが壊れ、同時に何かがパチッとはまったような気がした。

昨日とよく似た今日は 何気ない分かれ道を
分かって選びそびれた臆病のせいでしょう

『愛をこめて花束を』Superfly

この曲は大好きで、聴く度にはっとさせられるのだけれど、日々、選択の連続で、その瞬間瞬間で人生の岐路に立っているものなのだ。わかっているのに掴みに行けないのは自信がないから。ううん、そうじゃない。自信って、行動を積み重ねた先に得られるものらしい。ということは、自信がないから行動しないとしたら、永遠にたどり着けないってことなんだ。うーん。

私が高校生の時、一目ぼれして今も憧れの女優さんが愛用している香水に添えられていた文章がとても素敵だったので紹介したい。

その瞬間を逃してしまったら、二度と手に入れることができないチャンス、いつ訪れるかわからない、予測することのできない瞬間、でもそのチャンスをつかむことができれば不可能なことはない。マドモアゼル シャネルは、いつでもチャンスを作るのは自分自身で、真のチャンスは自分の中にあることを知っていました。

CHANEL HP

春の風に吹かれ、少しふわふわしている気持ちにまかせて書いてみた。大切なのは、自分自身がどうありたいかを理解して、自分から選びに行く、自分から掴みに行くこと。何事も、行動がすべてなのだそうだ。

みなさま、素敵な新年度を過ごせますように!

文:彩音
編集:アカ ヨシロウ 

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