先日、「はじめてのインターネット」というテーマでこんな記事を書きました。

インターネットの次は、スマホでしょ！ということで、私のスマホデビューについて熱く語らせていただきます。さあ、ついて来てくださいね！

流行には乗らない。ではなく、乗れないんです。
機械音痴の私は、機械に手を伸ばすのがとっても遅いんです。あの……マーケティングで出てくる「流行りものに飛びついていく順番（雑でごめんなさい）」を表現した『イノベーター理論※』で言うと、商品が市場に満遍なく行き渡った最後の最後に、「ん？面白そうだね、どれ、私も買ってみようかな。」と、やっと腰を上げて購入するタイプだと思います。

図で表すとこんな感じ！！

（※イノベーター理論とは　VogueInternational先生より）

※イノベーター理論とは、社会学者であるエベレット・M・ロジャースが提唱した、イノベーションの普及に関する理論。商品購入への態度により、社会を構成するメンバーを5つのグループへと分類したものである。 （Marketing pedia先生より）

ガラパゴス諸島在住だった私
そんな私が「かしこいふぉん＝スマートフォン」を使い始めたのは、4年前のことです。家族の中で一番遅いスマホデビューでした。ずっとガラケーを使っていたのです。友人たちが華々しくスマホデビューを飾っていく中でも、特に気に留めることもなくガラパゴス諸島に住み続けていました。「そろそろ、新しいガラケーに買い替えようかなあ……」等と呟きながら。

それまで、スマホに対し、「画面がボタンってどういうこと？画面ばっちいじゃん！使いにくいじゃん！」とか、「そんなに色々な機能が付いていなくてもいいんだもの！」とか、幾つも屁理屈を並べては、「私、使いこなせないかも…...」という不安を誤魔化し、ガラパゴス諸島に心中しそうになっていた時のこと。

急に気が変わったんです。

「あ、そうだ、スマホデビューしよう！」って。

自分を取り巻く環境を大きく変えたタイミングでもあり、新しいことにチャレンジすることに対するハードルがかなり低くなっていたことも理由の一つかもしれません。こうして私は、住み慣れた島々を後にしたのでした。（こんな感じでね↓）

はじめてのスマートフォン教室
そこからが大変で、使いこなせるようになるのには少し時間がかかりました。

使い方は、会社の後輩たちに教えてもらいました（彼らは私の先生！）。その頃、スマホアプリの開発に携わっていたのですが（一応、私は技術者でした！）、そもそも、使ったことのない私には、電源の入れ方、充電の仕方、スワイプ(「え、それ何？拭く感じ？」)等々、いちいちわからず、止まっては、一つ一つを手取り足取り丁寧に教えてもらっていました。

「ねえ、電源が入らないよ！」、「どうしよう、画面が固まったよ！」、「さっきから画面が真っ暗になってるよ。うんともすんとも言わない。え？これって電池が切れたってことなの？（さすがに、もじもじしながら）……あのさ、充電ってどうやるの？」等々。しばらく、後輩さま達による、私のための「はじめてのスマホ教室」が続きました。

親身で優しい先生方のお陰でスマホの基本動作はばっちり！わいわいがやがや、ぎゃーぎゃーと楽しくお仕事（担っていなかったかもしれませんが）をさせていただきました。（ムードメーカーと言ってほしい。）

多大なご迷惑をかけた代わりと言っては何ですが……私は、プログラムテスト（自分たちが作った製品が正しく動くかどうかの検査です）珍しいエラーを出すのが得意でした。0.1秒レベルの一致がないと発生しないエラーとか、想定外の使い方をしないと発生しないエラーとか！

何故なら……使い方がわからなかったから！常に設計者の想定外の使い方をしていたようです。ちゃんと発注元の期待値を越える働きをしたのです！

褒められたし、感謝もされたから良しとしよう！今でも仲良くしてもらっているということは、悪い思い出ではなかったってことよね！……深く深く海の底くらい深く反省はしています。だけど、面白かった！

使いこなせるようになったことで、自信にもなりました！そう、そこが大事なの。進歩しているってことですから。

改めて、スマホデビューを振り返る
スマートフォンって本当に賢いと思います。さすが、「かしこいふぉん」だなって思います。何でも知ってるから、知りたがりやで何でも調べたくなる私にとって頼れる相棒です。だけど、たまに思うんです……わからないことは何でもすぐに調べられるという頼もしい機械を手に入れたことで、わからないことの答えを自分なりに考えてみる思考力や想像力や、忍耐力等の力が衰えてしまいそうでちょっと心配だなあと思うこともあります。

でも……やっぱり便利さには叶わないかなあ……何事もバランスを意識していきたいと思っています。

お付き合いいただきありがとうございました！

編集：アカヨシロウ