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記事をシェア "都市部で続々立ち上がる夜間休日往診サービス"

日経メディカル 2018/9/13より抜粋

東京都新宿区に夜間・休日専門のクリニックを開設して往診サービス「ファストドクター」を立ち上げたのが、メディサイド社社長の菊池亮氏だ。
日本では夜間の救急環境があまり良くないと感じている。患者側からすれば、救急外来を受診しても長い時間待たされたり、薬を処方してもらえなかったり、一般外来を翌日受診しなければならなかったりする。医療資源の観点からみれば、軽症で緊急性がない患者が救急車を利用し、必要以上の資源が投入されるケースが後を絶たない。菊池氏は、電話でのトリアージで、臨床的に重症なら救急車や救急外来が対応し、そこまで重症ではないが患者が必要としている場合は他の選択肢を用意すべきだと考えた。しかし、現在、他の選択肢はできていない。そこで、「有効な解決策として考えたのが、往診の仕組みだった」

同様の夜間往診サービスとして、全日19時から24時まで実施する「イシクル」がある。2017年6月に開始した。
「開業医はいろんな用事があって夜間対応が難しい。そうなると患者は夜間対応してくれる救急外来に行くしかないが、救急外来は、20時に行っても帰れるのは24時というように大変待ち時間が長い。往診なら、ちょっと医師が手当てしたら安心してすぐに終わることも多い。救急病院も本当に必要な人の治療に専念できるし、患者にとってもいざとなったら電話できるところがあるのは安心だろう」

新宿ヒロクリニック(東京都新宿区)の「よりそいコール」。
「かかりつけ医はいるが、患者が外出できないほど体調が悪くなったり、診療時間外の対応が必要なときに、一時的に我々が対応することで、患者が地域で暮らし続けられるようにしている」


ただ国の政策を待つだけでなく、自らが動いてより良い医療へと変えていこうとする方たちの取り組みが書かれている。

我々は国民皆保険で、医療を気軽に受けられる状況にあるが、
制度として無理をきたしているのも事実。
またいくらアクセスしやすいとはいえ、まだまだまどろっこしい手順を踏まないと受けられないケースもあるし、それにより無駄も生じている。

患者さんのことを第一に考えるの当たり前であるが、さらには医療従事者に過度な負担が掛かり過ぎないように、持続可能なスタイルである必要もあると思う。

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