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「メタ認知」で人生を劇的に変えよう!将来が不安で仕方ない方へ

実は私、先日まで、とっても不安で眠れない夜が続いてたんです。

ここ最近、暗いというか怖いニュースばかりじゃないですか。パンデミックからはじまって今は戦争もあって、悲しくて恐い映像がテレビで延々と流れてて。

だからもうテレビを見るのはやめようと思ったんです。でもテレビの代わりにネットの記事やYouTubeで情報を入手していったんです。

ただ、そこにも目をそむけたくなるようなニュースばかりでした。

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今後日本も戦争に巻き込まれるだろうとか、富士山噴火が起きるとか、このまま海水の温度が上がって美味しいお肉や魚も食べられなくなる飢餓の時代がくるとか。

もうお先真っ暗すぎてすっごく落ち込んで、このまま生きてても幸せな未来はないのかな?なんて考えたりして。正直メンタルやられてました。

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そんな私を心配したのか、友人からヤキトリのお誘いを受けたんです。そこのヤキトリ屋めちゃくちゃ美味しいんですが、おいしいヤキトリとお酒を飲みながら今の私の不安な気持ちや悩みを正直に打ち明けたんですね。

そしたらその友人が呆れながらこう言ったんです。
「えっ、何言ってんの?今、肉、食べてるじゃん、まだ何も起きてないじゃん」

ハッとしました、というか我に返りました。
たしかに串にささった大きなレバーに食らいつきながら、一方で肉が食べられなくなる~!なんて絶望しているんですから。これ、絶対おかしいですよね。

その瞬間、霧が晴れるように悩みが解決したんです。

これこそ、まさにメタ認知。これからの時代の欠かせないものになることを確信しました。

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おそらく今の時代、こうした不安にやられている方って結構いるんじゃないかなって思うんです。

目の前に流れてくるニュースや情報に、感情的に反応したまま不安ばかりが大きくなる。すると細かいことに反応しちゃいますよね。

特に今は、ネット上に過激な陰謀論やフェイクニュースも飛びかってますから。何が正しくて何が正しくないかも分からない。

ある意味世界が夢の世界をさ迷っているとも言えます。

そんな時代だからこそ、メタがキーワードになるんです。

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実際、昨年メタという言葉が脚光を浴びました。Facebookがオキュラスクエストを買収してmeta社に社名変更した、というものです。

ザッカーバーグさんはこれからの世界を見越してこの社名にしたんですが、そもそもメタってどういう意味なのでしょうか。


メタとは「高次の」「超越した」、あるいは「越える」という意味なんですが、ちょっと抽象的ですよね。簡単に言えば、客観的に自分を見つめるとかもう一人の自分とか、そんなイメージで捉えてくれたらよいと思います。
ちなみにメタ社が取り組んでいるメタバースは、メタという言葉とバースという言葉をつなぎ合わせた造語です。メタバースはバーチャル上の仮想空間に自分の分身であるアバターを作って、そこでゲームやコミュニティーに参加して楽しんじゃおうというコンセプトで、今後コンテンツの主流になるでしょう。

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ポイントはもう一人の自分が別の世界にいる、ということです。これは何も今にはじまったことでなく、たとえばアツモリでもアバターを作って、そこで別の誰かと交流した方もいるでしょう。メタバースはバーチャル上の三次元世界でという点で新しさがあるだけで本質は変わりません。
ただ同じアバターでも二次元と三次元では、そのリアリティが全く違うんです。これはオキュラスクエストを持っている私自身の実感です。

話をもとに戻しましょう。本来自分という存在は主観的な存在ですよね。現実の世界で、自分の目の前で繰り広げられる様々な物事が自身の思考や感情に影響を与えます。

この主観に対する言葉が客観、メタです。

これからの世界は主観でなく客観の世界。自らの言動を客観的に眺めて認知する、これを「メタ認知」あるいは「メタリョク」とも言いますが、メタで物事を捉え、発言し、行動することが、ビジネスや経営においても一個人としても、時代を生き抜くヒントになると思うんです。

例えば名だたる企業の経営者の方や有名人が、えっ!と思うような発言や言動で、大炎上することは日常茶飯事ですよね。これは個人レベルでも、SNSやネットでの書き込みがキッカケとなって炎上することもしばしば。

人の振り見て我が振り直せとはよく言いますが、炎上した本人もその時はまさかおおごとになるとは想像すらしてなかったと思うんです。やらかす前に、もしも冷静なもう一人の自分がいれば、自らに対して「馬鹿なことするなよ」って言うはずなんです。

客観的に自分を見られないということは、冷静でないともいえます。冷静でないと感情的にただ眼の前のことに反応して、取り返しのつかないことをしでかしちゃうこともあるのです。メタリョクがないと、自分が他人からどのように見られているのか?という想像力も希薄なのかもしれません。

かく言う私も、感情的になって大失敗したことたくさんあります。あの時、あんなこと言わなければ良かったなとかあんなことしなければ良かったなとか。

今、ネガティブな言動はすぐに世に出回ります。これは何も著名人だけでなく、私達一般の方も同様です。自らの欲望や反応だけで行動すると、最悪は自らのキャリアや可能性を閉ざす危険があるんです。

ここで極論を言います。これからの時代メタ認知できないということは、リスクしかないんです。

なぜなら、私たちの言動が全てスコアリングされて、未来永劫アーカイブされる時代がすでにスタートしているからなんです。
例えば中国ですでに導入されている「社会信用システム」

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ネットや現実での自分の言動の全てが中国政府のデータにアーカイブされる、というものです。

リアルで何気なく言った一言、SNSの書き込みやイイねした履歴、検索エンジンでの検索ワード、こうしたものまで全てアーカイブされるんです。
このシステムのすごい所は、そのデータを「ソーシャルクレジット」という偏差値によってスコアリングして全国民をランキング化すること。

このスコアリングによって、その人が歩む今後の人生の難易度が決まります。たとえば、スコアが高ければ低金利で融資が受けられたり、病院や空港の待ち時間が免除されたりなど、社会生活において様々な特典が受けられます。

逆にスコアが低いと、公共機関の出入りが制限されたり、ローンが組めなくなったり。ちなみにスコアを明示しなくてはならないマッチングアプリもあるようで、社会生活はおろか、恋愛まで影響が出る、まさに人生ハードモード。

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中国だから自分には関係ない!と思っているあなた、他人事ではないんです。
アメリカにも似たようなシステムに「FICOスコア」というものがありますし、日本では、2020年に文科省が、2023年にマイナンバーカードと小中学生の成績を紐づける方針であると発表しました。

転校などがあった際にスムーズに引継ぎができる…などの名目ですが、ここに成績や生活態度なども記録されたら、子どもたちの将来を左右しかねない大事なスコアになるでしょう。

残念ながら過去を変えることはできません。未来に向けて変えられるのは今だけなんです。

今こそ、自分を客観的に見つめる力「メタリョク」を身につける必要があります。実際いくつかの小中学校では、メタ認知が学習の一環として取り入れられていて、数年後には全国の小中学校で授業に取り入れられるようです。

メタリョクを鍛える方法は色々とありますが、今私が取り組んでいるトレーニングについてご紹介しますね。

それは、未来から今の自分を見るというものです。たとえば自分が亡くなった後に、今の自分の言動がどんな風に評価されるかな?孫やひ孫に見られて恥ずかしくないかな?と想像してみるんです。

あるいは「感情的になり、行動を起こす前に、一瞬立ち止まって、これってどうなの?と自分に問いかけてみる」夜中にほろ酔いでつぶやくツイートは、たいがい翌朝後悔します。好きな相手へのLINEもそう。(夜中のラブレター的な)

ポイントは、間を置く。つまり時間軸を今から遠ざけるということです。すると少しは冷静、客観的になりませんか?

この“一瞬”こそが、メタなんです。今の自分を俯瞰して見ることがメタリョクを鍛えるんです。

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とは言っても、人は瞬間的に反応しがちですよね。たとえば、口より先に手が出るタイプもいます。ただこれもメタトレーニングを積み重ねていくと、瞬間的に反応した自らの言動を即座に反省できるようになるんです。

「言いたいことは分かるけど、いつもいつも自分を客観視するなんて難しいよ」と思われたあなた、よくわかります。

そこで、この時だけはぜひ、自分をメタして欲しいという時期があるんです。

それは、成功に浮かれている時。つまり調子に乗っているときです。これは自重を込めてお話しますが、調子に乗っている時って悪く言えば謙虚さがないときですよね。そして人の意見が耳に入りづらい。人からの信頼を失う時ってたいがい謙虚さを失っている時です。築き上げてきたせっかくの信頼を失わないためにも、メタ認知なんです。

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ところで、うっかり問題ある言動をしてしまった時はどうすれば良いの?と思う方もいるでしょう。そうした時もメタ認知できていれば、大怪我することはありません。メタリョクが高ければ、問題のある言動をした後のリカバリーも早いからです。

もちろんそれで不用意に放った一言や行動が免除されることはありませんが、少なくとも素早く誠意をもって対応すれば、大炎上は防げるでしょう。

さて、この動画の冒頭で話した私のエピソードは、情報過多により不安や恐れに苛まれる。でもそれってまだ起きてないこと。つまり妄想だった、ということです。

妄想すること自体は悪いことではありません。ただ妄想によって心が塞いだり、不快な感情が続くようであれば大問題です。

今を正しく見れていない、つまり、メタ認知できていない、ということですから。

妄想や幻想の厄介な所は、今目の前の現実より、はるかにリアルに感じるということなんです。自分が勝手に作り上げた架空の世界なのに、そっちが真実だと錯覚してしまう。妄想が自分をコントロールしだして一度陥ると沼底までいってしまう、そんな危険性があります。

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私は神道の言葉「中今」という言葉が好きです。

「中今」=今、ここを生きる。

今目の前のものを正しく見て、触れられるものだけが事実であり真実。

過去が未来を奪う時代だからこそ、メタ認知はビジネスでもプライベートでも、今を生き抜くための最強のスキルだと思っています。ぜひ、皆さんのご意見もお聞かせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

もしよろしければYouTube動画もご覧ください♡


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