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「CDが売れない」と言うが

この7,8年、CDを買わなくなった。LIVEに行く程好きなミュージシャン以外は買わない。お金に余裕もないし。

YouTubeで見れるというのも大きい。動画を保存すれば、その動画が削除されても残すことが出来るアプリもあってユーザーとしてはお得でしかない。MP3に変換すれば(あってるかな、この表現)、アプリを閉じても音楽は流れ続けて、他の画面を見ることが出来る。

当然、販売者側は売上減になるから削除するだろう。しかし、昨今はだいぶ様子が変わってきて、さらにそれが加速して広がりを見せている。公式チャンネルを開設しMVを無料で公開している。動きが停滞している過去の作品はそうした方が販促に繋がるであろうことは自明だ。僕も図書館に行くことがなくなった。TSUTAYAじゃないが、旧作、準新作、新作で分ける感じで準新作はshort version、新作はちょっとだけ。賢明だと思う。こちらも「こんなに無料で見せてくれるのか!最高!その心意気!大好きだ!」と好感度がとてもあがる。

そこで肝心のCDは売れるのか?私は買うのか?結論は、買える値段ならいいものは買う、である。冒頭の写真・キリンジ『フリーソウル』を3週間程前に買った。Amazonで2,063円で買える。ちょっとsale価格になってる。歌詞が面白いから紙で読みたいと思ったのも買おうと決めた動機の一つだ。いや、8割ほどその点だ。

少し考えた。CDの売り方についてだ。通常盤、DVD付き盤、CD2枚+DVD付き盤、初回限定DX盤。DX盤はもう8、000円ぐらいの高みに登ってしまう。

ふと思いついたアイデアは、まず買うのは確固たるファンなのだから2種類ぐらいでいいでしょう。してください。

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歌詞を読みたいから買ったキリンジのCD。それも紙で。どうだろう、これを文庫本の規格にしてみては。そうすると、置き場所として、しょっちゅう読む文庫本の棚。電車なんかの移動中もカバーを付けたりして文庫本の詩集として読める。他の文庫本と平積みにしても形が一緒で気持ち悪くない。

おまけのアイデアとして、10曲ほどの歌詞で文庫本となるとペラペラだから、通常のライナーノーツにある解説、ミュージシャンのインタビュー、写真をこれでもかとボリュームたっぷりにして読み物として厚みを持たせる。

これは当たり前。つまらない。そこで、

歌詞のページの次には白紙のページを設けて、自分なりに書きたいことを書けるようにする。なんなら同じ歌詞を2~5個くらい載せて、その人が書きたいこと、なんだったら、ここはこの言葉に変えてみたり。そんなことが出来たら楽しいなとふと思ったのでした。

CDも聴いてなんぼ。歌詞カード=文庫本も読んでなんぼ。

後生大事にとっておいても知や肉となりません!

(『血』の誤変換が思いもかけず知的!)

でも、製作者の方々もこのくらいの事はとっくに考えていて苦労なさっているのだろうなと思うのでした。

最後までお読みくださってありがとう。

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