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誰が音楽をやかましくさせたのか?

音楽はやかましいものと相場が決まっている。特に音楽に興味がないものにとっては道路工事と同じだ。よくアパートやマンションで問題になったりするものだ。特に最近の音楽やかましい。全ての楽器パートは増幅されているし、ドラムは渾身の力でスネアをバンバンたたいている。そんなことしなくても音出てますよと言いたい。

60年代のビートルズのコンサートでは演奏の音がよく聞こえなかったという話だ。おなごの歓声がすごかったというのが定説かもしれないが、まだまだ大きい会場で使える大型のアンプやPAがなかったんじゃないかと思っている。

そんでビートルズはコンサートを止めてしまったが、60年代の半ばにもなるとThe Who、ジミヘン、クリーム等々のやかましさが売りのバンドも出てきた。こういったバンドがアンプ屋にも注文を出した。もっとデカい音が出せるやつを作れと。せっせとアンプ屋は作ったに違いない。

こういったハードロックバンドが野外でコンサートをすると近隣の農家のニワトリが卵を産まなくなったというから物凄い音量だったのだろう。そんなんだったらジェット機でも借りてきてコンサート中にエンジンをふかし続ければいいじゃないかと思う。そんでその隣で道路工事の業者が道路を掘る。それじゃダメなのか?

デカいアンプが出来るととりあえずは大きいスタジアム級の野外コンサート会場でも音が聞こえるようになったに違いない。たくさん収容できるし音もうるさいくらいに聞こえるようになった。イベンター側からするとよい事だろう。

そうするとそれを聴いた人は良い音楽=うるさく暴れながら演奏という図式になってやかましくなければ音楽を聴いた気にならない。

The Who、ジミヘン、クリーム、レッドツェッペリン、ディープパープル、ブラックサバス、ヴァンヘイレン、まあ何でもいいけどこういった超有名バンドにアコースティック楽器を渡して増幅は一切なしにして、マイクは一本だけ録音用を立てておく。それで演奏させたらたぶん盛り上がらない演奏しかできないだろう。でもそれがひょっとしたら真の意味でのそのバンドの音楽というか実力なんじゃないかと思う。

結論としてはコンサート会場にはジェット機のエンジンだけくり抜いて舞台に中央に置いて音を出して、適当にスネアの音を出せばいいいと思う。

おしマイケル。

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