見出し画像

一昔前のインドの思い出

十数年前に夫と一緒にインドに旅行に行きました。
ごくごく一般的なツアー旅行で、デリー、ジャイプール、アグラの3都市を回るというものでしたが、我々はオプションでバラナシに行き、ガンジス川にも行きました。
 
バラナシはデリーから急行で8時間ぐらいの場所にあり、我々は初級旅行者なので安全のため一等車を予約して乗り込んだのですが、なぜかすでにわれわれの客室にインドの方がいました…。
車掌さんに片言の英語で状況を説明すると、無断で入りこんでいた人たちだったようで、追い出されていました。
 
一等車だけあり、個室なのですが、なぜか2段ベッドが2つ…。
もう1組お客様がいたのです。
それも、(たぶん)北欧の男性2名…。
4人部屋だったのですね…。
ベッドがカーテンで仕切れるので、別にいいんですけど、相手のお二人は私のことを男性だと勘違いしたのか、私がカーテンを開けてベッドに腰かけているにもかかわらず、パンツ一枚でカーテンを開放してくつろいでいました…。
→その当時の私は、ショートカットで、短パンにTシャツを着て、マッチ棒のような体形だったので、一見少年のように見えたのかもしれません。
私は目のやり場に困ってしまい、カーテンを閉めてひたすら「ぷよぷよ」をして時間を過ごしました…。
彼らは早朝、何語かわからない北欧の言語で、室内で跪き、パンツ一枚で聖書を熱心に唱えていて、トイレに行きたくても行くことができず、ちょっと困りました…。
 
インドに行くと食事がカレーばかりで辟易する…という方もいらっしゃいますが、私はカレーが好きで、しかもどのカレーもすべて美味しかったので、まったく飽きることなく食べ続けることができました。(おなかも壊すことはありませんでした)
ただ一つ、その当時(今もそうなのかはわかりません)、日本人観光客は食事前に汁物がないといけないと思われていたのか、どのレストランでも、カレーの前にスープが出されて、それがあまり美味しくなくて辟易しました。
カレーにスープって、合わないですよね…。
 
タージ・マハール、風の宮殿、アンベール城など、有名な観光地にもいろいろ行ったのですが、私の記憶に一番強く刻まれたのは、パンツ一枚でレディの前でお祈りをしていた男性と、不味いスープでした…。

#一度は行きたいあの場所

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?