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【オランダ移住】 もう一人じゃ

※これを書いて、寝る前にMyINDを確認したら、4月3日までだった承認までの期間が5月15日までに変わっていた!
5月は無理よ、さすがに…。

Dirkに行ったらミカンが特売コーナーで1kg €1.99で売られていたので、相場もわからないけどとりあえず買ってみた。

帰って食べてみたらあんまり甘くない上に20%くらいの確率でタネがあるので期待が外れた気分だ。

昼になんとなくYouTubeでThe First Takeというのを連続で流していたら、湘南乃風が「巡恋歌」を歌っていた。

正直、湘南乃風には興味はないが、歌詞をなんとなく聞いていたら「もう一人じゃ生きてけねえよ」と。

あ、俺だ。

これまではそんな歌詞はクソだと思ってた(失礼)。

今回も湘南乃風の歌詞に感動したとかではなく、あ、歌詞の一部が「今の俺だ」と思った、という話。

そろそろビザが下りそうだけど、もし一人だったらこのままオランダで暮らしても楽しくないだろう。
友達が増えれば楽しめるかな。
でも、リモートワークでマレーシアとのやり取りは昼くらいまで。
そこから毎日何やるかな。

じゃあマレーシアに戻るか。
一人ならさらにぬるい日々が待っているだけだ。

長崎に帰る?
それが一番いいかも。
もしくは微妙に近い福岡あたりか。

あ、話が逸れてしまった。

さらに逸れていいのであれば、わたしにはDという同い年の友人がいる。

35歳くらいで知り合っただろうか、お互い独身でお金も自分で使う分には困らなかったので、二人でタイやフィリピンなどに夜遊びによく行った。

お互いに「こいつは絶対結婚しない、というかできないだろ」と思っていたはずだ(少なくともわたしはDに対してそう思っていた)。

が、なんとわたしが40を手前に結婚してしまい、しかも娘までできたものだから、Dは相当ショックを受けたらしい。

当時はけっこう恨み言を言われたものだが、申し訳ないとは思うもののどうしようもない。

そんなDもわたしもそろそろ50歳になろうとしている。

40歳のあたりで分岐した我々の道は、そこから10年近くでだいぶ離れてしまったのだろうか。

もしわたしがあそこで結婚をしていなかったら、まだ二人は似通った生活をしていたのかもしれない。
お互い会社を適当に経営して、長い休みには懲りずに周りの国に夜遊びに行き、マレーシアではたまに会って夕飯か。

それもまたいいかもしれない。

が、わたしはもう一人では生きていけそうにない。
奥さんと娘がいない生活には戻れない。

二人と一緒にいる生活を知ってしまったら、一人なんて無理だ。

これは嫁自慢でも親バカの話でもない(と思いたい)。

Dとわたしの道は分かれ、わたしはもうDのいま歩いている道は歩けないし歩きたくないのだ。

Dには「こっち来なくてけっこう」と言われてしまいそうだし、D自身もこちらには来たくないだろう。

今日もINDに電話してビザの進捗を確認してもらった。

こんなことをしたところで電話を受けた職員が何か融通を効かせてくれる訳でもないのは分かっているが、もうわたしに出来ることはこれくらいだ。

もしかして毎日電話したら「このオッさんまた電話してきた。ウザいから早くビザ承認させよっと」みたいなことにならないか。ならないだろうなぁ。

サイトで確認すると、4月3日までには承認されるとのこと。
それまでは何回電話しても「とりあえずこの日までには、ね」と言われるだけだろう。

でも、もう耐えられない気がする。
あと40日くらいもある。
毎日何すりゃいいんじゃ。
毎日何食べればいいんじゃ。

マレーシアの娘の学校は来月始まる。
学校とかどうでもいい派の奥さんは、「もうコンド引き払って実家に戻ってプラプラしとこうか」とか言うが、そりゃマズいでしょ。
とりあえずたとえ1ヵ月くらいしか通わないにしてもとりあえず学校行かせればいい。

あ、1月末にオランダの家の契約が決まってマレーシアのコンドのオーナーに「3月末で出ます」と言ってしまったんだった。

もしビザ承認が4月までズレ込んだらマレーシアの帰る家が無くなってしまう。
それ以前に奥さん一人でコンド引き払えるんかな。

とにかく、一人じゃ生きていけないというか生きていきたくなくなったわたしは、ビザを早く承認してもらいたい。

じゃないとオランダでの生活がいつまで経っても始まらない気がする。すでに50日も生活してるけど。

Dは元気にしてるかな。
どうせ暇で小金もけっこうあるんだろうから遊びに来たらいいのに。来ないだろうけど。

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