私は「留学で人生は変わる」と本気で信じている。

人の人生を豊かにしたい、その手段を模索していた。

人生を変える"本気留学"、多種多様な人々が共存する社会"One World"を掲げるスタートアップ企業BLUED。”ジャングルの縮図”の様な会社で吉村綾花はカスタマーサクセスとコミュニティーマネージャーを務めている。SNSやメディアの進歩によって、いつでもどこでも情報をキャッチできる今、小さな幸福や新しい発見はそこら中に転がっている。その中の幾つかが誰かの人生を大きく変えるかもしれない現代社会で、私は「留学」という自らこの地を飛び出す事に大きな価値と可能性を感じている。片手で収まる液晶画面だけで満足しないで欲しい。その画面の中に溢れる世界を見て、新たな一歩を踏み出そう。

留学前、世界を知らない私が憧れていたもの

私は魅力度ランキング底辺の常連、佐賀出身。小学校まで片道徒歩40分、中高は片道30分の自転車通学をしていました。スマホも何なかった当時、私が毎日向き合っていたのは広大に広がる田んぼと、ドラマ「アテンションプリーズ」に出てくる華やかなキャビンアテンド達。キャビンアテンダントになりたい!その手段として英語に興味を持ち始めました。私は、「3ヶ国語話せるキャビンアテンダントになる」と豪語し、潜在的に英語を学ぶために留学するんだっていう目標を強く持っていました。


なぜドイツを選んだのか

学科がドイツ語専攻であったのと、第二次世界大戦期のプロパガンダやホロコーストに興味があったからです。それらに関する映画や本をひたすら観て読んで、日本では感じることのなかった根本的な人間の在り方やそれで起こる摩擦に疑問を持っていました。ドイツに行って、映画の撮影地や歴史的建造物に触れたい思いがあったのと、移民を受け入れることに対して実際はどういう環境なのか純粋に知りたいという思いもありました。ビール、美味しかったなあ。

留学に求めていた事 

留学に求めたことはもともと人種や宗教、日本で感じる事のない文化に興味があったというのもあり、日本を客観的に見ること、色々な国の人の意見を聞くことを求めていました。他国から見た日本に対する印象もそうですが、根本的に働き方や個人の生活リズムまでにもそれぞれの考えが軸としてあって、日本に蔓延るステレオタイプに疑問を抱きましたね。

ステレオタイプっていう概念もドイツで学んだ

カルチャーを学ぶ授業で、「日本はステレオタイプだよね」って友人に言われたんです。当時の私はステレオタイプっていう概念を知らなくって、自分の国を理解していなかった事も、言語化すら出来ていなかった事も恥ずかしく思いました。ドイツは個人主義で、自分を持っているから他者を許容できる。いい意味で人を鑑賞しすぎない距離感に心地良さを感じました。

帰国してすぐ、「アンチステレオタイプ」っていうテーマでzineを作って、普段は聞けない同世代達の想いや夢を一冊にまとめました。その時インタビューした俳優の青年が今は人気映画やドラマに出演していて、人の成長や成功を肌で感じれる事にやりがいも感じました。人の生き様に興味を持ったのもそこからです。

雑誌やカルチャーの場にいて、「留学」にフォーカスしようと思った理由。

完全に自分の経験から来ています。私は猿が庭に出没するくらいの田舎で育ち、世界で何が起こっているのか、どんな人が社会を支えているのか、全く知らないまま漠然と将来の夢を抱いていました。今はSNSなどで沢山の情報を得る事ができますが、正直その術を知らない人が殆どだと思うんです。検索機能って知りたい情報だけ能動的にキャッチできるじゃないですか。

自ら行動し身を置き、知らない事を受動的に知る事でより人生の選択肢が広がると私は確信しています。田舎の人なら東京に出るだけでもかなり刺激的かもしれませんが、正直もう国内だけで完結する時代ではないと思います。留学に行き、世界の人と話し生活する事で知識や選択肢、そして物事を吸収するスポンジがもっと大きくなると思います。

英語を話せるだけでも知識や行動の幅は広がる           

留学によって、知らないという事で損をする人を減らしたいと心から願っています。極端な話ですけど、世界には10円で買える林檎があるのに、今いる地域の100円の林檎しか知らない人ってめちゃくちゃ損してるじゃないですか。身をもって学び、より大きな世界を知ることが人の成長とその後の豊かさに繋がると思います。もちろん音楽やファッション、アートに付随する価値観やカルチャーも大好きです、でもその前に、人生を豊かにする為には、誰かの行動を直接的に促す必要があると思っています。

留学で本当に人は豊かになるのか

まず、留学に焦点を当て、その人がどういう成長をしたのか、あまりフォーカスされてないですよね。本当に留学で人々が成長し豊かになるのか、人によってどの様な豊かさがあるのか、それを知る事も生き方を柔軟にする一つの手段ですし、私達がそういった成功体験を作り、発信し続けるべきなのだと思います。生き方や思考が柔軟になれば、もっと色々な思想を持った人と人種関係なく共存していけますし。海外に行かなくても、日本で多種多様な生き方や価値観を知れる事が当たり前になると思います。

豊かさという観点で見ると、もちろん個人差はあるし、留学を通して人生や価値観が変わる人、そうでない人もいます。人生において何が成功か豊かなのかはその人にしか分からないかも知れませんが、その人が未知の世界へ一歩踏み出した勇気と行動力、それに伴って得た成功体験は必ず人を豊かにすると私は思います。世界と今生きているリアルを繋ぐ為に私達は存在するので、人々が成功そして豊かになる為のはじめの一歩からサポートしていきたいです。

株式会社BLUED

株式会社ブルードは、アウトバウンドとインバウンドを事業ドメインとし、「人種のるつぼ、日本」をコンセプトに、日本における移民のライフインフラを整え、社会的インパクトのあるプラットフォームの実現を目指しています。まずはブルードを移民会社にして小さく理想の世界を創ります。我々は果敢に世界へ挑戦し、日本を世界に、世界を日本にアピールします。

プロフィール

吉村綾花:佐賀県出身。大学在学中に1年間ドイツにて大学留学を経験。帰国後カルチャー系マガジンの副編集長を2年経験しブルードに参画。カスタマーサクセスリーダー兼ブルード留学サービス「StudyIn」コミュニティーマネージャーを担当。