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ほてった身体にしみる音楽

 炎天下の中、わざわざ出て行くなんてどうかしてる――と思っていたのだけれど、カラカラの喉を潤す水のように、音楽は全身に沁みわたっていくものだったんですね。

 GRAPEVINEの力強いサウンドが本当に心にしみました。汗で水分出まくってるのに涙まで出そうでした。そうか、これが夏フェスの醍醐味なのか・・・!

 初めてロッキンへ行きました。冬のフェスなら行ったことがあったけど、夏は日焼けしそうだし、それほど興味はありませんでした。でも「スピッツが出るよ!」と友人にプッシュされて8/12に参加しました。(友人もわたしもスピッツのファンクラブ会員)

 フェスの良いところはあまり馴染みのないアーティストの演奏も気軽に聴けるところですよね。そこで新しい発見があって聴く音楽の幅が広がったりするとうれしい。

 フェスがきっかけで好きになった代表はKEYTALKです。ちょっと珍しいツインボーカルのバンドで、タイプの違う2人の声が良い!といっても普段聴くわけではないので曲の細かいところはわからないけど、とにかくノリノリでみんなを巻き込んで盛り上げてくれる!思い切り弾けられるバンドです。(って、今回は日程違ったから聴いてないけど)

 私のお目当てはスピッツとGRAPEVINEでしたが、そのほかにindigo la End、手嶌葵、ポルノグラフィティ、あと藤原さくらちゃんを聴きました。

 さくらちゃんは、とにかくグッズがオシャレで可愛すぎるのでやたら買ってしまいます。生まれて初めてフェスに行った時にさくらちゃんのステージを聴いたこともあり、ひっそり応援しています。(スピッツの春の歌もカバーしてたし!)

 indigo la Endはちょっと気になりつつもきちんと聴いたことはありませんでした。これは最近ようやく意味がわかってきた「エモい」という言葉がぴったりというか・・・鳴り響くサウンドが、夏の午後の空気にすごくはまっていました。わたしは日陰に座っていて「なんかこの切ない声の感じ、オフコースみたいだな~」なんて考えながらまったり聴いていました。

 気に入った曲があったので家に帰ってから曲名を調べて聴いたのですが、なんか雰囲気が違う・・・?ステージでの音のミックス感が好みだったのかもしれません。やっぱりあの場所だからこそ、聴けた音だったのかな。

 一緒についてきてくれた夫は手嶌葵の歌声にとても感動していました。あの歌声はどうやって出しているのだろう??とても不思議です。ひんやりとした氷のように透き通って涼やかな歌声。

 ポルノとスピッツは・・・言わずもがな。(やっぱり知ってる曲が一番ノれますね!)

 ちょっと残念だったのは、フェス飯・・・マズかったということではありませんよ。ものすごく美味しそうなラインナップだったのですが、暑い中での移動がちょっと大変だったので堪能しきれず(まるごとメロンクリームソーダ飲みたかった〜)。ごはんもしっかりと思うなら、もはや一日では足りない!!

 あとストレイテナーの「シーグラス」聴きそびれてしまいました。(セトリを見て演奏していたことを知った)ストレイテナーも以前のフェスで知ったアーティストです。この曲は特に気に入ってスマホに入れています。

 「今年最後の海へ向かう 夕焼けが白いシャツを染める」夏の終わりにふさわしい一曲です・・・あ、まだ夏は終わりませんが!!

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