自然に溶け込むように、この体と頭を消してしまいたい。

特に何かあった訳ではないが、昨夜、なぜかそう思った。

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別に死にたいわけではない。

なんだ？　この感覚は。

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そして、今朝。

自宅にある神棚に向かっている時、ふと気付いた。

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【心が表に出たがっている】のだと。

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「自分を世に顕してゆく」という今年のテーマがある。

僕はこれまで「技」や「考え」は、武術に関連するものとして、SNSなどでたくさん表現してきた。

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でも自分の本性、生来の「心」に関しては、ほとんど表現してこなかったなと振り返って気付いたんだ。

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武術という枠にとらわれない、何ものにも縛られない「自由な心」。

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自然に溶けてしまいたい・・・

それはこの体も、この頭も、取り除いて、

その中にある「心」をあらわにしたい・・・

そういう思いであることが分かった。

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「消えたい」という思いの裏側にある「現れたい」という思い。

「死にたい」とは対極にある「生きたい」という思い。

それは実は表裏一体なのかも知れない。

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僕の心をちゃんと見つめ、大切にしてゆこう。

心を顕してゆこう。

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小幡良祐