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読書録:「女の子って魔法だよね」西原さつきちゃん

あけましておめでとうございます。

そして、こんばんは。

久しぶりの投稿です。

西原さつきちゃん

ひとみんの見た目上の目標。

それなのに常に嫉妬、怒りの対象でした。

当然、彼女なりの努力があったからそうなったのですが、どうしても嫉妬・怒りの一次感情から抜け出せないあたし自身に嫌気がさしていました。

そんな中、instagramで彼女の出版を知りました。

これだけ気になり、よくない一次感情が湧くこと、もしかしたらあたしの生きづらさに気づくきっかけになるのではないか?

と考えて、

せっかくなので直筆サイン入り特典がある、事前予約に申し込みました。

発送連絡が12/25、届いたのが31日17時。

紅白歌合戦の前やーん!

まだ年越しそば作ってる最中じゃーん!

ということで、

家事の合間をみながら先ほど読みました。

あたしの生きづらさの正体がわかった気がします。


■読書からの気づき:ざっくりまとめ


大志は同じ、生い立ちにおける苦悩もほぼ同じ

つまり、似たもの、近しいもの

なのに

あまりにとびぬけていて身近でない

自分の身に置き換えられない

だから

嫉妬、憎しみ、怒りの対象になっていた

ということです。


もうひとつ、この本を読んで気づけたこと

結局、あたしは自分の身体がいいと判断して生きてきた

彼女は自分の身体が無理魂の入れ物を入れ替えた

という本質的違いです。


だから

容姿が徹底的に違うこと、

コンテスト出場や優勝などの結果が違うこと

は、当然

初めて腹落ちできた気がします。


読んでよかったと思います。

ココロのモヤモヤがひとつ解消しました☆



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ここからは

女の子って魔法だよね

もう少し具体的な内容でまとめておきます。


■さつきちゃんとの共通点

◆気持ちの面

ただただ純粋にかわいいものが好きで女の子として過ごせたら十分

メイクは偽りのため→あたしの良さを引き出すため

笑顔が最高の魔法

メイク・ファッション・歩き方・気持ちの表現:ひとみんでいれば自然にそうなる←身近な人から変貌ぶりに驚かれる

◆幼少期~体験

女子服・女子制服が憧れ(幼少期~今:学生時代は堂々と着てる女子が羨ましかった)

おままごと、ぬいぐるみ遊び(~今も好き♪)

アニメ:魔法使いシリーズ★0

◆悩んだ面

なぜこの身体に生まれたの?自問自答

深く深く落ち続けていく感覚

◆女子になったあとの気持ちの面

女の子でいる間はハッピー・可愛いって言われることが最高の栄養(その間はさつきちゃんへの嫉妬心も消える)

女の子として過ごすには日々の準備と段取りが大切

性別を変えることはゴールではない

ありのままの自分でいた方が周りの反応がいい

偽ったり背伸びしているあたしはバレる

◆社会、他者に対する感覚

教科書・メディア等の情報はパズルの1ピースのように全体のうち加工されたごく一部(まるで「出ていない情報は間違い、望ましくない」かのような錯覚に陥りやすい←ひとみん注)

どんな相手といる時の自分が一番好きかでパートナーを決めた

味方だよ、ひとりじゃないよ:本当は欲しい言葉→憎しみへ

ジェンダー、障害、国籍、文化、宗教などあらゆる偏見をなくしたい

比較していい悪いではない

魅力(個性)を認め合い、尊重しあう社会にしたい


■違う点

実家生活から抜け出せなかった←あたし自身の選択のせい

いろんなことに挑戦した彼女、しなかったあたし→だからあたしは存在しちゃいけない?←と受け取ってしまうネガティブ根性

身体を変えるには遅かった(実は本心でないと気づいた★1)

彼女はかわいいし、コンテスト優勝っていう絶大な事実があったからオープンにできたけど、あたしには…

ひとりじゃないよ。わかってるよ。応援してくれる人もいる。でも、最も大切な最愛のパートナーがあたしの男性を好きになってしまったドラマのような事実。

たくさんの写真。当然だけど実に可愛い。女の子してる。


■嫉妬・憎しみの根源

これまであげたとおり、さつきちゃんは

共通点が多いあたしに近い存在

なはずなのに、

コンテストで優勝

実に可愛い女の子してる

テレビ・ドラマ・その他登壇で活躍している

だから

あまりにとびぬけていて身近でない

自分の身に置き換えられない

だから

嫉妬。憎しみ

という構造になっているのだと理解しました。


■これからのふるまい

読んでいる最中から最愛の愛方さんから

その人(さつきちゃん)大嫌い

あんたを女にするから

とくぎを刺されていました。

そうでなくても、この家庭生活を壊すことはできません。

だって、最愛の女(ひと)だもの。

あたしは、彼女の精神を愛しているのであって、身体ではない。

といっても、もはやノーマル女性★2の彼女には届かない。

あたしが彼女を愛してしまった以上、このジレンマとは、一生付き合うことになるのだろう。

それでも、ひとみんでいる間は、本当のあたし(のひとつ★3)でいられる

だから、これまでと同じように、オレで生きる時間と、あたしで生きる時間に、夫婦で折り合いをつけながら、生きていくしかないな。


世の中にはこんな想いで暮らしている「内面と外面が食い違った人」が少なからずいる、ということだけでも知ってもらえたら嬉しいです。


★0 戦隊モノとかプロレスとか論外でした。でも、親戚の方からいただくおもちゃはたいていそういうモノでした。あたし、いけないの?って思ってた。学校でも恥ずかしくて本気で観ていたアニメは口に出せなかった。男子からプロレス技をかけられることが半端なく苦痛だった。

★1 実は言い訳であって、あたしのココロの奥底では「・体力が落ちる・連続して集中していられる時間が短くなる・皮膚が弱くなる・女性での生活は面倒なことの連続→仕事も家庭も今までのあたしが思うようにはできなくなる」というデメリットを超えるメリットがない、と冷徹に判断していた。のだと、この本を読んで理解した。

★2 付き合うきっかけは、あたしがまだ「女装子」だったころに、女装子のお友達から「会わせたい人がいる」といって、横浜黄金町のおでん屋さんで知り合ったことです。当時、彼女は彼女の過去の男性に対する心の傷から「おなべになりたい」という状況でした。性交渉に興味がない(むしろ嫌いな)あたしにとっては大丈夫そう、という相手でした。しかし、通常モードの男性版で付き合ううち、結婚して、子供欲しい、となり、あたしも普通の女性よりは理解してもらえるかも、という淡い期待を抱いて結婚し、子どもを(すんごく頑張って)作りました。

★3 人は誰もが多重人格 という本に救われました。本当の自分がひとつではない、という考え方。むしろ、多様な人格を切り替えられる人が、真の「人から頼りにされる仕事人」なのだ、という旨の考え方を学びました。

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