【開催報告】岡山大学でのプレゼンセミナ(第1回)
2019年4月16日に岡山大学でプレゼンセミナをおこないました。
このプレゼンセミナは、又吉里美先生のゼミ生を対象におこなったもので、全4回を予定しています。
第1回目のテーマは「研究計画書を書く」でした。
これから卒業論文を書くにあたって、具体的に扱うテーマを絞り込んでもらうのが目標です。
セミナは、レクチャとワークの2部構成で実施しました。
レクチャ:相手目線で考える
レクチャでは「相手目線で考える」ことがとにかく大事だということを話させてもらいました。
論文に何を書くか。プレゼンで何を話すか。
これを考える上で、読み手や聞き手が何を知りたがっているか、を想像することが重要になってきます。
ワーク:問いを立てる
ワークでは付箋を使いながら「問いを立てる」練習をおこないました。
一度ブレストの要領で研究計画書に盛り込むべきことを問いの形にして付箋に書き出してもらった後、こちらから段階的にいくつかヒントを出しながら、問いを細分化したり、発展させたり、拡散したりしていきました。
卒論ゼミ生にとって「卒業論文を書く」ということは初めての課題で、これまで取り組んできたレポート課題よりも、とにかく困難な課題だという漠然とした不安があります。
この不安は「何を書けばいいか」という答えが明確ではないところから来るものだろうと思います。
この不安を解消するためには、「答え」を探すのではなく、「問い」を探すのが有効です。
書くべきことや書きたいことを問いの形にして、それをどんどん小さく分けていくと、やるべきことが見えてきます。
そうやって洗い出した問いを、選り抜き、適切に並べると、ゴールまでの道筋が見えてきます。
ワークに取り組む学生たちの様子から、答えのない問いを考えることに対する抵抗が少し取り除けたのではないかな、と感じました。
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