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わたし、緊張しないので

アマチュアの弾き語りライブ等を拝見していると、実に多くの方がMCで「緊張しています」とおっしゃいます。
オイラもアコギ弾き語りスタイルでライブ出演させていただくことがありますが、ほとんど緊張することはありません。
いや、正確には「以前は緊張していたが、今は緊張しなくなった」です。

というワケで、いつ頃から、どんなきっかけで緊張しなくなったか、について述懐してみたいと思います。

オイラは20代の頃からいくつかのアマチュアバンドに参加してきました。
ときにはドラム、ときにはギター、ときにはキーボードとヘタの横好きで色々なパートを経験しましたが、主役たるボーカルにはなかなか辿り着きませんでした。
まあ、自分より歌が上手いヤツなどたくさんいましたので、当然といえば当然です。

んで、それらのバンドが自然消滅した後、30代後半あたり(90年代半ば)からアコギ弾き語りで、自主的にライブ出演するようになります。

別に自分の歌が上手くなったワケではなく、その頃からライブハウス出演のハードルがぐ~っと下がったというカラクリで、よーするに、自分程度のスキルでも「チケットノルマ」さえペイできれば、誰でもステージに上がれる時代になったということです。

この頃は、自分が一人でステージに立つ心細さから、すっげー緊張しまくったモンです。
当然、歌も演奏もヘベレケ状態でした。

その後、40代後半(2010年代)の頃にオヤヂバンドに参加する機会に恵まれ、恐れ多くもボーカル&ギターを担当し、高校時代に愛聴していたハードロックのカバーを中心に練習を重ねました。
この頃は、メンバー4人でステージに立っていた安心感から、ほとんど緊張することはなくなりました。

残念ながらそのオヤヂバンドも自然消滅となり、再びピンでのアコギ弾き語りに戻ります。
そして、ひさしぶりにステージに立って、オヤヂバンド時代に練習していたハードロックをアコギ弾き語りで披露してみたところ、お客さんから「そんな曲をアコギ弾き語りで演奏する人は初めて見た」という感想をいただきました。

具体的には、ZEPの「胸いっぱいの愛を」、パープルの「ハイウェイ・スター」などですが、まず間違いなくロック好きなオヤヂ客からは好評をいただきます。

このお客さんのリアクションが「自信」に繋がりました。
たとえオリジナル曲を演らなくても、他人がおいそれと真似できないカバーを演れば、それがオリジナリティに繋がるという自信です。

また、何度かライブを経験するうちに、どんな曲を演ればウケがいいのか、どんな演奏をすれば他人との違いを演出できるのかもわかってきました。
そして、その頃からステージに立っても、まったく緊張しないようになった、というワケです。

果たしてオイラの経験則が他人にも通用するかは定かでありませんが、
・自分のセールスポイントを把握する
・自信がつく
・緊張しなくなる
というのが、オイラが実体験したステップでした。

現在も「なるべく他人が演りそうもない」曲をセレクトしては、耳コピして、なるべくコード弾きを避け、リフ弾きやベースラインをなぞったり、オブリガートを忠実に再現するバッキングを模索しています。

幸運にも今もまだ緊張しませんね。まったく。

こんなんで参考になりますでしょーか?

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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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