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宵に咲く大輪の華

昨日四年ぶりに開催となった、びわ湖花火大会2023に参加してきた。

私自身は旦那と5年前の同じ日にも参加しており、懐かしい気持ちがひとつ。そして新しく家族に加わった息子を連れての参加で母として初めてという新鮮な気持ちがまたひとつ、花火に向かう姿勢の中に込められていたように思う。当日は義父母宅で晩ご飯にピザを食べ、その後ベランダから花火を鑑賞した。

パートで20年ほど継続して働いている義母の話に耳を傾けながら食後の歓談を楽しんだ。子どもの成長に合わせて私自身も社会活動に復帰したいと常々思っている(つまりは働きたい)が、園の説明会で入手した入園についての冊子を眺め、なかなか時間の折り合いが難しいとがっくりと肩を落としたところだった。

オープニングに始まり、徐々に打ち上げられる数が増えていく花火。ドーンという大きな音を耳にしながら、内側からボルテージが高まってくるのを感じた。大抵の私の花火ルーティンは前半をカメラ(スマホ)に収め、後半は肉眼でただ鑑賞するというものである。

『るーちゃんはアルコール飲むやろ』と気軽に勧められたビールを呷っていたので、四年ぶりの花火が打ちあがったその瞬間の豪快さ、そしてけむに巻かれ細々と散りゆくその繊細さに様々な思いが重なり圧倒されて鳥肌が立った。

五年前も同じように義父母宅で花火が打ちあがる様を鑑賞したのを思い出す。夕飯にカレーをご馳走になり、ベランダからただただ綺麗だなと眺めていたのが記憶に残っている。今年は息子が加わり、当然まだじっと眺めることは出来ずうろちょろと部屋を転げまわっていたが、四年越しの風景に別の感想を持つことができた。

また、来たいなと思った。

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