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子供に中学受験やめさせたら偏差値が30上がったことについて①

中学受験止めても大丈夫・・? 全然大丈夫。

今年の小6の親子さんはあと2か月で受験ですね。それに向けてゴリゴリ追い込んでいる家庭がたくさんいると思います。

それと同時に、今年の夏ぐらいに中学受験をドロップアウト。つまり途中であきらめて離脱したという親子さんもいると思います。
私もその中の一部です。といってもドロップアウトは小5の夏でして、周囲に聞くとドロップアウトにはちょっと早期離脱組のようですが。

おそらくドロップアウトされた、される方は以下のような悩みや不安があるのではと推察します。

中学受験やめて、塾もやめたら成績が下がるんじゃ・・。反動で勉強が嫌いになるのでは・・。

大丈夫です(二回目)。
正確には、子供への向き合い方を少し工夫すれば大丈夫です。

事実、小5まで私の息子は中学受験の、それもいわゆる大手4大塾と呼ばれる所に通っており、しかも地域で最も受験戦争が厳しく、塾銀座と呼ばれるハイレベルエリアに電車(たまに車で)で通っていました。そこで泣かず飛ばずの偏差値アンダー40でしたが、中学受験をドロップアウトして、高校受験に切り替えたところ、1年と少しで70前後まで飛躍的に伸びました。

※別にガリ勉ではありません、YouTubeも毎日1時間以上見ているし、バスケも習っていたし、いまは軟式野球に切り替えて運動もしていますし、nintendo switchも毎日遊んでます。

ただ、学習面では今でも進化中であり、本当に成長に驚いています。子供は何がきっかけでブレイクするのか分かりませんね。
改めてこの数年親子で向き合ってきた経緯を振り返ってみると自分の中でも再発見が多かったので、noteにも記してみようと思います。
もし、中学受験ドロップアウト組で悩んでおられる方がおられたら少しでも参考になれば幸いです。

では、小4から塾に入ってからという形で小6まで順を追いながらリアルに書いてみます。思い出しながら書くので若干ダラダラな部分もありますがご了承下さい。

・おススメはするけど強制はしない。「自分ごと」の意識を持たせるだけ

入塾からドロップアウト、そして高校受験塾に移籍まで本人の意見を尊重し、強制はしていませんでした。
私の家での子供へのルールの一つとしては、おもちゃやゲームは制限するが、本や文房具、折紙などは無制限に欲しいとなれば理由を聞いて与えることにしています。

そんな中、もともと低学年から地域の公文式に通っており(公文は幼児期から勉強行動のきっかけ作りとして親から誘っています)、特にトロフィーもとるような成績でもなく普通にこなしていました。
役に立ったといえば計算が早くなったことと、トレードオフで字が汚くなったこと(公文式あるあるでは)

子供本人は、当時歴史に興味があり、YouTubeでいろんな歴史動画を見るうちに、大学教授の講義動画を見つけて「何言ってるかわからないが、何かカッコいい。どうやったらこんな仕事ができるの?」
という質問から、少し将来について、人の役に立つ仕事はカッコいいよな~といったおススメ調の会話をきっかけに、以下のように自分でipadで調べて逆算的に結論を出してきました。

「教授になって、何かしら人の役に立つことを研究する。(カッコよく)発表する」
 ➡大学に入ってがんばって大学院にいく
 ➡できればいい大学に入るほうが良いらしい
 ➡そのためにはいい高校がいいらしい
 ➡今からできる近道はいい中学に行くことらしい(高校受験はスルーできてじっくり大学受験に取り組める)
 ➡そのためには中学受験をする
 ➡だから塾にいきたい

「父ちゃん、オレ受験するから公文やめて塾行かせてくれ」 

「ええ、マジで?」と意表を突かれましたが、せっかくそう言うのであれば断る理由もなく、しかも自分で調べてきた結論ですから尊重しました。
速攻翌日には公文をやめて塾を探しました、塾探しは結局最適解がわからないのでとりあえず大手の塾にいけば何とかなるだろうという感じ。

その後、入塾テストを受けて小4の後半から最下層のクラスにて中学受験生活がスタートするのです。

その頃は親子ともども、軽いノリでしたが、その想像を超える辛さが来るとはまだ実感はしていませんでした。

※次回に続く

↓②


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