[第12回] シルク

 読まなきゃいけない本が多すぎる。

 イントロのピアノの情報量がすごい。流星群のよう。
 赤坂アカ先生が作詞なのですが囁一さん曰く「感傷ベクトルらしい曲」とのこと。まあ言いたいことは何となくわかります。
 そういえばこのシルクという曲が感傷ベクトルのなかで一番最初に好きになった曲だったはず。僕は楽器の中でもピアノが一番に好きです。だからこそピアノがフルに使われているこのシルクが刺さりました。まあそれ以外にもシアロアでは多くの曲にピアノが使われているので他の曲も順々に好きになっていきました。僕の中では感傷ベクトルの曲はピアノが使われていることが多いっていう印象を持っています。
 話はシルクを聞いていた当時に戻るのですが、この曲は星空の歌です。なのでよく寝る時に聞いていたなあ。それ以外にも深夜に部屋の電気を消して真っ暗にして窓を開けて星空を見ながらも聞いていました。懐かしい。まあ聞いていたって過去形になってますけど今もやっていますね。今この感じはこの曲をきけば雰囲気に会っているのでは?とか。そうやって常に感傷ベクトルの曲を耳にしていたのでもはや生活音に近い感じがするんですよね。いわゆる親の声より聴いた声。もっと親の声を聴け。

 漫画のシルクはといいますと、恋の話。小西君が主人公。もう小西というとその横にヘタレという言葉が常にいる。まあ僕もヘタレなので人のこと言えないのですが。この場で恋バナするのは恥ずかしいのでしません。
「そして俺は今も君が見落とした流星の一つだ」
 そうやって小西なりに落としどころを決めているのですかね。小西にしてはかっこよすぎること言ってますけど。(本当は一度でいいから言ってみたかったりして)

 今日もどこかで誰かの流星が落ちていく。

 次回は「エンリルと13月の少年」です。


一枚の画と詞が星空の世界に誘ってくれます。

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