シアロア二巻

[シアロア2巻] いよいよ始まる物語の続きと青春の始末

6月14日(金)に発売されたシアロア二巻の感想記事です。ネタバレが含まれていますので未読の方は注意。はやく買って読もうね。

今回はcase12~22まで収録されています。シアロア組とストロボ組の二本立て。ではまずシアロア組から。

case12,13,19~22

1p目からいきなり加筆ページ。ぞっとしました。これからの展開がお辛い…。
呼吸をやめるということは昔の引きこもり生活に戻るということなのでしょうか。考えてみるとミナがサエと再開するまでの間がまだよくわかっていないんですよね。そのあたりはいずれ明かされるのでしょうか。

そしてうさんくさいお兄さん寺園サトルの登場。目的はシアロアではなくミナを手に入れることなのでしょうけど今のところ大きな動きがないのでこれからの活躍に期待(?)

そういえばマネージャーの山口さんの出番が結構多かったですね。ミナに対していいお姉さんしていたなと。シアロアのなかでは純粋にいい人という珍しいお方…。

たぶんこれからのメインキャラとなるであろう「更衣さら」ちゃん。ほんとにお可愛いのですよ。髪型に囁一さんの性癖が詰まっていらっしゃる。先のお話の24話では更衣ちゃんのかわいいがたくさん見れるのですよ。

以下更衣ちゃんのカワイイシーン。 あと以前もらったサイン見て見て。


サエとミナに関して、、、この二人って初登場した時から今に至るまで音楽に対して思っていることが変わっていないんですよね。サエは売れたい思い一心、ミナはサエの隣にいたい思い一心、この二人の思いが初めて重なったときがシアロア初ライブのときでそこからまた別の道を気づかないうちに進んでいる気が。次に重なるときはいつなのか。そもそもあるのか。


case:14~18「桜送」

東のお話…の裏側では渡瀬のこともちゃっかり進んでいたというお話。
この話でとにかく言いたいことは「東と渡瀬が対等な関係になったこと」です。
「ストロボ」「境界線上」「孤独の」では東は渡瀬に振り回されていました。バンドを組むだの、急にライブするだので。僕の中では東は渡瀬を追いかけている「東→渡瀬」という構図でした。

でもラストの渡瀬の
”ドキドキさせてやるよ 今にまたな” 
”だから…待ってろ”

という発言があって渡瀬も東を追いかけている「渡瀬→東」だったと知りました。これって対等な関係と言えるのではないでしょうか。
旧作のころのシアロアでは決して見れなかった変化をみることができたのも、続いてくれたおかげだなぁと。

"僕は僕のやれることを一つひとつやっていく"
"そういう道を選ぼうと思う ドラマチックじゃなくても"

という東の青春の始末も見ることができました。高校生でこの考えってだいぶ凄いけどな…。

あとは渡瀬の
”俺はこういう生き方しかできないんだよ”
これだけで渡瀬という人間を理解することができるからすごいなあと。
自信の表れが見えたり、はたまた自分の弱さを見せているようにも見えたりいろいろな感情があの言葉に含まれていると捉えています。それを誰でもない東に見せるというのがね…いいね、エモいね。(語彙力)

他にも語りたい頃はあるけどきっと綺麗に収まらないので皆さん気になったであろうアレへ。

「桜送」

もとはこのお話は「eclipse」というタイトルでした。それがラストのシーンによって結末が変わってテーマごとひっくり返ったらしいです。
「桜送」のままググってみても出てこなかったので造語かと。
単純に考えて「桜を送る」の略でしょうか。わかるようなわからないような。
ヒントとなるのは元タイトルの「eclipse」これもよくわからんかったので調べてみて一番しっくり来たのが「名声を失う、暗黒期」です。お話冒頭の東のことですね。


これがラストによって「桜送」に変わった。
ラストで別々の道を歩みだした二人へ桜を贈る(送る)という意味なのでしょうか…?複雑に考えすぎているような…。
とりあえず「桜」でも聞いてこの話はおしまいということで。

以上が二巻感想です。少しずつ物語が動き出している回でした。次回からいよいよシアロアメインの話になるのかな。東渡瀬の青春の始末が見れたので、どこかでヘタレ小西と森澤さんと(本編外で活躍している)由紀ちゃんの青春の始末も見たいですよ。

以下関連ツイートぶら下げておしまいです。ここまで読んでくださりありがとうございました。


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