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ここまで来ても未だに実感が湧かない

少し前まで夏だったはずなのに、気付けば9月どころか10月が残り一週となっている。今月末が納期の業務があり最近ドタバタしているのと、今が最高!と言わんばかりに日々が非常に充実しているのとで、今まで感じた事の無い猛スピードで月日が過ぎていく

そのような中、先週土曜日には彼女のご両親への婚前挨拶に行ってきた。人生で二度と無いこの一大イベントも、日時が決定してからずっとどこか落ち着かずに過ごして、気付けば当日を迎えていた。そんな畏まらなくて良いと言われたはずなのに、最初はとてつもない緊張でせっかくご両親にお出しいただいた大好物のはずのチョコに少しも手をつけられないままひたすら紅茶で喉を潤す時間が過ぎていったが、少しずつ気持ちが落ち着き、何とか無事にやり遂げた。挨拶の最中、隣の彼女の方はほとんど見る事が出来なかったが(緊張している様相を見せたくなかった。だがまあ物凄く雰囲気に出てしまっていたので、きっと筒抜けだったであろう)。

その後、彼女の部屋に入るという何なら挨拶以上の一大イベントに身を投じる。少し前にご両親に娘さんを任された身であるはずなのに、それでもどこか現実で無いような不思議な感覚のまま、挨拶以上にドキドキしながらも、二人で夢みたいな時間を過ごした。正直、ずっとあの場にいたかったぐらいである。

本来であれば、ここまで来れば「いよいよ結婚か…」となるであろうに、私はというと未だに実感が掴めずにいる。どこか異世界転生でもしたような感覚が抜けていない。それだけ身を固める事が自分にとって起こり得ない事と思い続けていたというわけだが、これから様々な準備が待っている。非現実的な現実に、何とか自身を引き戻したい。

ところで、私は彼女の部屋で二人という環境でさえもメチャクチャにソワソワしてしまっていたのだが、いざ同棲となった時にどうなるのだろうか…?大爆発でもしてしまわないか。

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