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スポーツツーリズムの可能性

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先週、ヴィッセル神戸vsサガン鳥栖の試合を観るために神戸まで行ってきました。

スペイン代表のイニエスタにフェルナンドトーレス、ドイツ代表のポドルスキと、ワールドカップ優勝経験のある世界のスタープレーヤーが集まったこの試合。

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世の中の注目を一挙に集めたこの試合を観ようと、SHCの同期が7月から企画してくれた。

実際の試合はというと、お世辞にも好ゲームだったとは言い難い0-0のドロー。枠にいったシュートは1本くらい...だったかな。

とはいえ今のJリーグは、93年の開幕当初のジーコやリトバルスキー、リネカーやディアスがいた、子供の頃に憧れたJリーグのような状況で、ワールドクラスのプレーヤーが日本にいる。

数人のスターに結果が左右されないのがサッカーの良いところでもあるけど、期待値が高かっただけに、この試合に満足して帰れた人は少ないんじゃないかなと感じた。

試合以外のコンテンツの充実はもちろん大切。今回は限定のコラボグッズの販売などもあった。(スタジアムに着いたら売り切れてたけどw)

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かくいう自分たちもせっかくなのでイニエスタのシャツを購入(笑)

普段の地域性の強いJリーグと少し違う点。
それは、スタープレイヤーがいることで県外から相手チームのサポーターや、海外からも人が集まってくること。

この試合を観に来た人にとって大切なこと、これまでの視点で考えると「応援しているチームが勝つかどうか」だけど、スポーツをビジネスと捉えマーケティングの観点で考えた時「その人のせっかくの休日が豊かであったかどうか」。

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この時は土曜日の試合の後、有馬温泉に立ち寄った。

言ってしまえば単なる旅行だけど、“旅行を目的とした旅行”ではなく”スポーツを観る目的に旅行をつけ加える”ことで、普段とは違った付加価値を感じられる。応援するチームの勝敗に加えて、一緒に現地にいる仲間の存在、その仲間とサッカーを肴に酒を飲み、サッカー以外にも観光し、日本の歴史や文化に触れることで、いつもと違う非日常の休日を送る。

そういう体験が、勝ち試合の喜びと負け試合のもどかしさを度外視した状態を創り出し、サッカーを競技として切り取るだけでなく、この国の文化にしていくことに繋がる。

クラブが旅行商品を作ってはいけないという規定もあるかもしれないけど、考え方を共有し旅行会社や自治体と共同でビジネスを加速させる事、地域に人を集める一工夫になる。

いつか日本の旅行のパンフレットに、地元チームとスタジアムが大きく掲載され、周辺施設も巻き込んだツアーが成立するような、生活者の休日をデザインすることもクラブに秘められた可能性のひとつかもしれない。

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オリンピックをきっかけに海外からも大勢の人がやってくる。その時も同じで、彼らをオリンピックを観に来ているだけと捉えるのか、人生の中の豊かさを感じる体験のひとつとして来ていると捉えるのか、与えられる価値に大きな違いを生む。

boasorte...

よろしくお願いします🙇‍♂️