お金の発信10(失われた30年(デフレの間の資産運用)


日本はバブル以降30年間、失われた30年といわれ、経済成長はほぼなくいわゆるデフレの時代でした。

デフレとは

物価下落=お金の価値上昇

なので、株や不動産に投資するより、現金で持ってた方が得するということになります。
そして、20〜30年前の日本は世界一物価の高い国でした。
当時の日本は経済成長も世界トップで、日本人にとっての預貯金である円資産は世界的に見れば最強の安定資産でもあったわけで、デフレ化の日本人が預貯金をする事は、日本人が日本国内で円しか使わないのであれば、資産運用的には大正解でした。

しかし、日本が少子化対策もせず、消費税をはじめ、国民負担となる増税と社会保険料アップをひたすら繰り返し、経済成長もせず物価も上がらず賃金も上がらない30年の間、アメリカをはじめとした先進国は徐々に成長。中国を中心としたBRICS、また東南アジアなど新興国は爆発的に成長しました。

令和5年現在、日本は、30年間に経済成長果たした他国から見ると物価が安くなってしまったわけです。

一昔前、世界一物価の高い国の通貨でデフレ状態である円資産は、日本人から見ても持ってるだけで得するし、世界的に見ても有事の円と言われる安定資産であったわけですが、現在サプライチェーンが世界中に張り巡らせてるグローバル経済では、日本国内の経済が成長しない限り、外国の経済成長、つまりインフレに負けて、円資産は、間違いなく目減りしていきます。

日本人は投資に対して、ネガティブなイメージを持ってる人が多いですが、実は30年間株などに投資しないって言うのがデフレ経済では、正解だったわけですが、これから来るインフレの世の中では、確実に!間違いなく!100%!円預金の価値は目減りしていきます。

一方、外国の物価は経済成長と共に上昇していきますので、資産運用の観点で考えると外国の株式にある程度投資しておくというのが、これからのインフレ時代に備えるための最適解かと考えられます。

続く

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