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久しぶりの演奏会終了

先週の日曜日は演奏会に参加した。
コロナでしばらく開催できていなかったから久々の演奏会。
曲目も本格的な交響曲を含んだ充実したものだった。
5月には別の演奏会がふたつあり、同時進行での練習で大変だった。
それでもこの間練習方法を見直し、要所に絞って丁寧に練習したことで、全体の仕上がりはまあまあになったと思う。
録音もしておかしいと思うところもかなり修正できたと思う。

ただ、1週間ほど前から体調不良になってしまった。
たぶん冷房にあたり過ぎたことによる自律神経失調症みたいなもの。
体がだるくて練習するとつらい状況になってしまった。
それまではほぼ毎日練習をできていたが、体調を崩してからは、練習よりも体調を優先した。
その分、録音した音源を聴き、譜面を読み込みイメージトレーニングをした。
それでも本番まで全く練習しないわけにはいかないので、2日ほど休んだ後少し練習したが、やはり手が動かない。
2日間でこんなにも影響が出るのかと改めて毎日練習の重要さを実感した。
長く練習すると疲れそうだったので、音階練習と難しいパッセージの練習のみにして、早めに切り上げた。

とにかく本番までに体調を回復させることを最優先にして、体を休めることとに徹した結果、何とか回復傾向に転じた。
本番前日にはかなり良くなり、いけるかなと思ったが、本番前のリハーサルを終えた後、また体調が悪化してしまい、本番直前まで車の中で寝ていた。

幸い倒れるほどではなかったので、本番は何とか乗り切れた。
多少つらくても、チェロを弾いていると、不思議と体調不良を感じなくなる。
つらいながらも演奏会は楽しむことができた。
衣装替えで靴を履き替えるのを忘れてしまい焦ったが、お客さんは演奏を聴きたいのであって、靴が違うことなんてどうでもよいんだ、と言い聞かせて開き直って演奏した。

難しいパッセージなど、事前に練習仕込んだ要所は、概ね成功したが、成功したことで気が抜けた要所の後の部分を失敗してしまった。
なるほど、こういうこともあるんだなと学んだ。

体調を崩した時の練習のあり方、演奏会に向けた体調管理の方法、本番での心の持ち方など、良い経験になった演奏会だった。



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