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【株式会社コルク様】Actors & Company 企業研修レポート

はじめに
1万人以上の俳優を教えてきたボビー中西の経験値を、ビジネスパーソンにも役立てたい。その想いからはじまったActors & Companyがついに始動!マンガ・コンテンツ界で革命を起こす株式会社コルク(https://corkagency.com)のみなさまとワークショップを実施した様子をお届けします。

株式会社コルク|株式会社コルク (corkagency.com)
 
ワークショップレポート
今回のワークショップはコルクの編集者さんをはじめ、8名のビジネスパーソンのみなさまが参加!ボビー中西の指導のもと、約3時間の体験プログラムを下記の流れで開催しました。
① 自己紹介・トラスト練習
② 繰り返し練習
③ 夢のモノローグ
④ シーン
⑤ まとめ・感想
 
① 自己紹介・トラスト練習
まずは参加者の自己紹介の時間。
編集者からバックオフィスの方まで、職種や演技経験はさまざま。
仕事内容に直結した目的意識を持つ方から、コミュニケーション力向上に興味のある方まで、多様なモチベーションの方が集まりました。


自己紹介の後は、さっそくトラスト練習を実施。
① 目隠し練習
まずひとりが目隠しをして、残りのメンバーで輪を作ります。
目隠しをした人が輪の中を歩き、ほかの人は受け止めてあげます。
一緒にワークショップを受ける他のメンバーを信頼する練習です。

 


信頼をしている状態になると、からだが柔らかく、「委ねる」状態になります。
その一方で、どうしてもからだが硬くなってしまう人も。
自分自身が潜在意識でどれくらい他者のことを信頼できているか、見つめ直す機会になります。

② 二人組のトラスト練習
次にふたりひと組になり、「汽車」の人と「運転手」の人に分かれます。汽車の人は目を瞑り、運転手の人は周りに気をつけながら背中を押して、汽車の人を色々なところに連れて行ってあげます。他者を信頼して、完全に委ねられるようになるとGood。
 
力が入ってしまう人、思わず声が出てしまう人など、人によって反応が異なります。「楽しかった」「空間を広く感じた」「ジェットコースターのよう」など感想が飛び交いました。

 


 
そのほか、相手と息を合わせたり、相手の感情を読み取ったりと、他者と繋がるためのトラストゲームを数種類行いました。どれもゲーム性があり、会話や笑顔がたくさん生まれるプログラムです。

 


 
② 繰り返し練習
いくつかのゲームを通じて「信頼」を体感したところで、次に「解放」のためのワークに移ります。
 
演技とは「想像の設定の中で真実に生きること」。そのために重要なのが、自分自身という“楽器”のチューニングです。とくに、ふだんの生活で無意識に私たちが身につけている社会性の仮面を「解放」することを目指します。
 
Actors & Companyでは、自己を解放し、相手と共鳴するための練習として「レペティション」を実施。シンプルな言葉を繰り返しながら、相手と繋がるための“楽器”をチューニングしていきます。

 


「黒い靴下」や「鼻」など、同じ言葉の繰り返しを続けることで、だんだんとお互いに影響されあっていきます。伝える、届ける、ときに笑うなど、基礎的なコミュニケーションがいかに難しく、奥深いかを実感しながら、人が本来持っている繊細な感覚を取り戻していきます。

 


相手に集中することでだんだんと自意識が薄くなっていき、相手とのアクション&リアクションの中で「生きる」ことができます。相手の感情を敏感に察知することに集中しながら、あらゆるビジネスに必要な「受信力」を高めていきます。
 
③ 夢のモノローグ
各自が事前に考えてきたモノローグをほかのメンバーの前で表現する練習です。
テーマは「夢」。
それぞれのメンバーが自分の中で温めてきた「夢」をモノローグの形式で発表します。

 ビジネスパーソンとして、プレゼンの際にはつい資料に頼ってしまうものですが、ここでは自分の体ひとつで胸に秘めた思いを2分間で表現します。ありのままの自分になって、素の感情を伝える練習を通じて、表現力を磨いていきます。

 

真剣な夢からユニークな夢まで、参加者一人ひとりの個性があふれるワークです。
職場で話せないことや普段見せない一面も、スタジオなら表現できることもあると思います。
心理的に安全な環境のもと、メンバー同士でお互いに自己開示する貴重な機会になります。



 
④ シーン
モノローグのあとは、いよいよシーンの中で実際の演技を行います。
今回は、職場でのワンシーンの中で「やめる・とめる」をテーマにした即興演劇を実施。
あえて感情が大きく動く場面設定にすることで、普段の職場では「解放」しきれない個々人の感情にスポットライトを当てます。

 
 ⑤ まとめ・感想
最後にワークショップ全体の感想を全員でシェアします。
演技経験のある人もない人も、初体験のことが多く、新鮮な意見や気づきが飛び交いました。ワークショップの体験後にすぐにアウトプットすることで、各自の学びがより深まります。

 

参加者のみなさまの感想(一部抜粋)
・感情を出すことが普段あまりないが、感情を一度さらけ出すことで、その後のコミュニケーションがうまく行くこともあるのではないかと体感できた。
・自分が演技をやってみる中で、作家さんがキャラの感情を爆発させること、キャラを動かす難しさを追体験できた。キャラ同士の呼応によって演技が生まれるということを知り、新人作家さんへのアドバイスなどに生きるのではないかと感じた。
・社員同士で今まで知らなかった一面を見ることができて、刺激になった。
・ソーシャルコミュニケーショントレーニングにも効果があると感じた、会社・学校・いろいろな場所、組織、年齢などの方がお互いを知って、仲間と深く繋がり、成長し合えるチームを作っていくのに最高なワークだと思います!
・楽しかったので、また参加したい!社員研修としても導入してほしいです。
・部署で飲み会に行くよりも演技レッスンを1回受けた方がお互いの理解が深まり、チームワークが高まりそうに思った。
 
まとめ
Actors & Companyでは、多くの方から、「なぜ社会人に演技を?」という質問をいただきます。
私たちは、演技を通じて「自分自身のコミュニケーションを見つめ直す」ことができると考えています。
 
・普段の日常から離れて、役として想像の設定に生きながら、自分を客観視する
・感情を解放することで、社会性の中に隠れていた自分自身の素直な感性を知る
・セリフを聞くとき、いつも以上に相手に集中することで、他者を受け入れるセンサーを磨き直す
 
リアリズム演技は、ビジネスパーソンのみなさまにとって、こうした人と関わる上での気づきを促すツールです。だからこそ、「マニュアル以上のコミュニケーション」を求められるあらゆる業種・職種の方に、演技を学び、体験し、活用してもらいたいと思っています。
 
ワークショップ実施にご興味のある方は、ぜひお気軽に以下の連絡先までお声掛けください。みなさまとご一緒できることを、楽しみにしております!

お問合せ | Actors & Company|ボビー中西による企業研修 (actors-company.com)




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