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内向型人間の魅力的な「ぼーっと」時間とDMN(Default Mode Network)の秘密

内向型の人間には、ぼーっとする時間が欠かせません。
内部の世界に没頭し、静かな時間を過ごすことで心の平穏を得ます。
この「ぼーっと」は、内向型人間が、自己探求や創造的なアイデアを育むための大切な時間です。
この記事では、内向型の人々がぼーっとすることを好む理由と、その背後にあるDMN(Default Mode Network)の神秘を解き明かします。

デフォルトモードネットワークとは
DMN(Default Mode Network)脳内の神経回路ネットワークの一つであり、特に静かな状態や休息状態時に活発になるとされています。
DMNは、外部の刺激への注意を低下させ、内部の意識状態や自己関連の思考にリソースを割り当てる役割を果たしています。そのため、ぼーっとしているように見えます。
DMN状態の脳は、創造性が高まりアイデアが浮かびやすいというメリットもあります。

しかし、DMN状態のエネルギー消費量は、脳全体の60%〜70%を占めています。

内向型人間とDMNの密接な関係
内向型の人は外部の刺激に敏感であり、社交的な活動や刺激的な環境によって疲労を感じやすい傾向があります。そのため、ぼーっとすることで心のリフレッシュを図り、疲労を軽減しようとします。
DMNは休息状態やぼーっとした状態に活発化する脳のネットワークであり、内省的な思考や自己関連の処理に関与しています。それゆえ、内向型の人はぼーっとすることを好み、DMNの活動を増加させることが考えられますね。

内向型の能力をDMNで加速
DMN(Default Mode Network)は、内省的な思考や自己関連の処理に関与する脳の神経回路ネットワークです。内向型の人が自己探求や創造的な活動を行う際に、DMNの活動が増加することが知られています。したがって、DMNの活動を促進することで、内向型の能力を加速させる可能性があると考えられます。

ぼーっとする時間の有効な活用法
内向型の人がぼーっとする時間を充実させるためには、瞑想やヨガ、散歩などの身体活動と組み合わせることで、より有意義な時間を過ごすことができます。これらの活動は、心身のリラックスや内省的な思考を促し、内向型の人にとって理想的なぼーっと時間になります。さらに、デジタルデトックスや自己ケアの時間を確保することも大切です。デジタル機器から離れて静かな環境で過ごし、自分自身を気遣いながらぼーっとすると良いでしょう。

結論
内向型人間がぼーっとする時間を大切にする理由と、DMNの関連性について考察しました。ぼーっとすることは、内省的な思考や自己関連の処理を促し、内向型人間の心の豊かさを培います。DMNの活動と内向型の特性は密接に関わり合っており、ぼーっとする時間は自己探求や創造性の源となるのです。
簡単にまとめると、ぼーっとしても良いということです。


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