私たち夫婦には息子がいます。

一人っ子です。

息子が4歳くらいになるまで、私はどうしてもあと一人子どもが欲しくて欲しくて仕方がありませんでした。

二人目ができたママ友を激しくうらやんだり。

でも、夫婦ともに年齢を重ねていたので「よし、二人目！」とはなかなか決心がつきません。

・・・いや、いけるかも。

・・・いや、やっぱり無理か・・・

いや、でもがんばればいけるかも！

・・・いやあ、・・・やめたほうがいいか・・・

そんなことを繰り返しているうちに数年の時が経ち、
いつのまにか霧が晴れたようにスッキリと、何とも思わなくなりました。

今はあの時無理しなくてよかった、と心から思っています。

息子はやっぱりきょうだいがいたほうが良かったのかなあ？と思って聞いてみると、

「いなくてぜんっぜんいい！友達んとこ、兄弟で喧嘩ばっかりしてるよ～！」

とカラッと言っていたので、少しホッとしました。

周りに「二人目はまだ？」と聞かれることもなくなり、
息子が大きくなってきたので大好きな一人時間も確保できるようになり、
私にとっては本当にありがたいことです。

あんなに二人目が欲しくてキリキリとしていた過去が嘘みたい。

人間って色んな事を受け入れて前に進んでいける能力があります。

それを、「時が解決してくれるんだよ」って言い換えているのは、
人間のやさしさなのでしょうか。