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頼れる友人がいないので、母に見せることにした #正論bojw/6

「#正論bojw /6」
溜まった写真を放置して数年の月日がたった。忘れたいのに、頭の片隅の残像は一向に消えない。本来時間が経過し、旧作を見ようものならば前向きな部分も見えてくる。でも未熟で孤独だった私はまだあれを受け入れることが出来なかった。


これは供養に値する。でも自己解決では駄目だ。自身に何度も言い聞かせた。が、頼れる友人がいないので、母に見せることにした。決死の思いのさなか、ただ見せるだけでいいのか…と逆境エネルギーが発動する。


まずはアパート内のあらゆる荷物を押し入れに押し込んだ。家具は全部外に出し、生活感を取り除いた上で、壁一面に自撮り写真のコピーコラージュを設営した。DMを作り実家に郵送も忘れない。半狂していた。しかし田舎から母と、弟まで来てしまった。 (つづく)


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