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「ダーリン・イン・ザ・フランキス」が半分終わったので思いの丈を綴る~冷静編~

前回の我ながら酷い記事に対して「興味を持ちました」というコメントを頂き、嬉しいやら恥ずかしいやらの前に「マジかよ!」と思いました。若干申し訳ない気持ちになったので、本項ではほぼ同内容でもう少し冷静に論理的に「ダーリン・イン・ザ・フランキス」の気になるところを伝えられればと思った次第です。情報は11話どまりです。

※以下、一部ネタバレを含みますのでお気をつけください。

・世界観
地球なんでしょうか何処なんでしょうか。よくわかりませんが荒廃した世界です。まともに地上では暮らせないようで、「プランテーション」なる地上移動要塞都市に住んでいます。都市内は厳密に管理されていて、進入可能区域が決められている模様。「オトナ」の世界に「コドモ」は入ることができません。「コドモ」の扱いが客観的にはよくないです。名前すら与えられずコードナンバーで呼ばれます。しかし「コドモ」たちはそれが当然の世界の施設で育てられており、特に違和感なく「パパ」の言うことを聞いて戦場に立つわけです。おぉ、まさにディストピア。戦場で敵対する相手は叫竜です。お前の血は何色だ。青色でした。叫竜の正体が何者かはわかりませんが「発生の根源は人類のせい」「実は元人類」あたりがきても私は驚きません。ところで「コドモ」は「オトナ」になれないと思わしき描写がいくらか見受けられます。戦死してしまうのでしょうか。病死してしまうのでしょうか。意図的に殺されてしまうのでしょうか。それともまさか、叫竜になってしまうのでしょうか。

・フランクス
タイトルにも含まれているこの世界の対叫竜ロボットの総称。男女一対で起動可能。精神的な相性が悪いと性能が発揮できない機体。同性では今のところ起動しないものとされています。他の部隊が(たぶん)量産機で同一機体を揃えているのに対して、主人公含む第13都市部隊は個々がユニーク機体であるのが面白いところ。多様性の理解容認的な話に繋がるのではないかと想像しています。また、多様性があると有事の際に全滅を免れ、誰かが生き残れる確率が高くなるのです。

・ゼロツー
本作のメインヒロイン。コード002。一桁ナンバー、叫竜の血を引いている、ツノが生えている等、登場人物の中でも特殊な存在です。紆余曲折を経て第13都市部隊に。この謎多きヒロインが何を考え、何をしたいのか、今のところ明確には見えていません。最近キバが伸びてきたり、何かの検査中であることが発覚したり、よくない兆候が見えています。叫竜化する可能性、人類と対峙する可能性がますます否定できなくなってきましたが、果たしてどうなるのでしょうか。世界の鍵はさておき、この「ダーリン・イン・ザ・フランキス」という物語の鍵を握っているのは恐らく彼女で、アドベンチャーゲームであったならば、彼女にどう接するかでマルチエンディングが分岐しそうな、そんなキャラクターです。どんなエンディングでも私は見届けます。覚悟は決めました。

・ヒロ
本作の主人公。コード016。幼少期は人気者でしたが、フランクスを動かせなくなり、存在価値を失い、拗らせたところから物語は始まります。部隊の窮地に突如現れたゼロツーとフランクスを動かしたことで再起し、今は楽しそうに生活しています。今は。というのもこれまでゼロツーと3回搭乗して生きていたパイロットはいないとされていました。実際2回搭乗した時点で叫竜の血を髣髴とさせる青い何かが心臓に侵食していました。何とか抑えこむことで3回目以降も現時点では搭乗できていますがこの先どうなるのかは気が気でありません。ゼロツーと一緒に居続けることはできるのでしょうか。

・名前
ヒロのアイデンティティのひとつに「名付け」があります。先述したとおりコドモにはコードナンバーしか与えられていないのですが、ヒロにより第13都市部隊のメンバーには名前が与えられています。015にはイチゴ、056にはゴロー、666にはゾロメ、039にはミク、214にはフトシ、556にはココロ、326にはミツル、196にはイクノ。いい名前です。では彼は002になんと名付けるのでしょうか。私の興味関心ごとのひとつです。

・第13都市部隊
ここまでに名前を挙げた10名が実戦部隊として配属されており、「ヒロ&ゼロツー」「イチゴ&ゴロー」「ゾロメ&ミク」「フトシ&ココロ」「ミツル&イクノ」の組み合わせでフランクスに搭乗しています。搭乗していました。この組み合わせで相思相愛ばかりなら何の問題もないのですが、それだと勿論、物語の発展性に欠けるわけで、実際のところかなり複雑に恋心の矢印が絡み合っています。本作の面白いところは施設がどうやらコドモに「恋愛」という概念を教えていないようで、感覚として「恋心」を感じながらも知識としてそれが何であるか理解ができていない様子。ちょうど最近、各個人にスポットを当てた回が続いており、何となく恋心を察して、告白したり、振られたり、青春の1ページを見せつけられているところです。彼らの恋模様からも目が離せません。

・まとめ
この世界はどうなってしまうのでしょうか?
第13都市部隊のメンバーはどうなってしまうのでしょうか?
そして、ヒロとゼロツーはどうなってしまうのでしょうか?
後半も楽しみです。

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