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ハロウィンと読書

 こんばんは、お久しぶりです

 何やかんやと慌ただしく過ごしているうちに、日々がどんどん過ぎていきます。せめてノーベル賞の発表あたりまでには更新したいなと思っていたのですが……

 ついこの前まで夏だった気がするのですが、どんどん気温が下がっていきますね。寒いのは苦手なのですが、僕は秋が一番好きな季節なので少し心躍る日々です。硝子みたいに透き通った青空が綺麗だ。

 秋といえばハロウィンです。ハロウィンは何を読むか決まりましたか?僕は明日中に図書館に行けたら行って、時間が取れなければ積読を読もうかというぶっつけ本番組になってしまいました。同じ方はいらっしゃるでしょうか

 もし明日読む本は決めておきたいけれど、まだ決めきれない!という方がいれば、チェスタトンの「詩人と狂人たち」などはどうでしょう
 ブラウン神父シリーズよりゴシックな香りの強い短編集で、ミステリ好きもそうでない方も楽しめる作品だと思います。何よりチェスタトンの風景描写は本当に美しい。星が降ってきそうな文体です。1話と最終話がリンクしているので短編集ですが頭から順番に読むのがオススメ。


詩人と凶人たち G.K.チェスタトン

 もう1つ挙げると、ウィリアムズの「万霊節の夜」。国書刊行会から出ていた世界幻想文学大系シリーズのうちの1冊です。これはハロウィンでなくても読んでみて頂きたい。エンディングは本当に感動します。僕はラストシーンでリアルに蝋燭の明かりに似た小さく、だけど強い光が目に浮かんで泣きそうになりました。っていうか今既に思い出し泣きしそうだ。

万霊節の夜 C.ウィリアムズ

 僕たちは光を通じて死者と交流する。時と場所を超えて――例え運命がふたりを別かったとしても


 それでは、良い読書ライフを。
 では、またー


 《余談》
 最近面白かった本など。

ツァラトゥストラはこういった ニーチェ


イスラーム文化 井筒俊彦

イスラーム文化は再読で、ツァラトゥストラはこの訳で読むのは初めてです。この訳イイネ。岩波文庫版が好きなのですが、これは読みやすい!内容はどちらもやはり面白い。どちらかを選ぶとすると、新しく視点を広めるにはイスラーム文化、とにかく秋には哲学書を(ないし哲学には興味があるが読んだことが無いので読書の秋に是非!)という方はツァラトゥストラですかね。興味がある方は手にとってみて下さい。

ということで、謎のダイジェストで締めます

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