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いまさら「学生」であることを思い出す

大学の講義を、心の底からの興味で選択できる人って何割いるんだろう。
少なくとも私はそうではなかった。
よくいる、ふつうの、サークルに明け暮れて授業はそこそこにする大学生。
先輩や同級生から「楽単」、つまり「簡単にとれる単位」の情報をかきあつめて、興味もないのに医学系の授業をとってみた。そして出席表だけ出して抜け出し、食堂のうどんを食べながらおしゃべりに興じたり、してた。
別に後悔もしてないし、いわゆる大学生って感じでいいと思う。こういう、友達とさぼった日々って、ふと思い出して幸せになる。

でも、と思う。
実は、「なんでも好きな分野学んでいいですよ、学び放題ですよ(しかも高度な内容)」っていう選択肢が、ものすごく贅沢だったことにあとから気づく。
社会人になったら、急に「経済に詳しくなりたい!」と思ったら、その手の分野の本を買ったり、講座に通ったりしなければならない。
講義形式で学ぼうと思ったら、より大変だ。「ヨシ!」と腹を決めて、一括で払わなければならない。あとから「なんか違うな…」と思ったとしても通い続けなければならない。(まあ、金銭的に豊かなら別だけど)
なにより、仕事の合間の時間を割いてるから、あとには引けない。

学費を払っているとはいえ、「お試し」的な感覚でその分野に首を突っ込んでみる、そして、「その分野に費やすだけの時間が十分にある」ことが、とても幸せだったのだと思う。あ、いやまだ大学生ですけどね。

だからこそ、私はこの半期、本気で学校の講義に取り組んでみようと思う。
私の大学生活は、あと約半年。この半年間は、気になる講義は、単位がすでに足りていたとしても、とってみようと思う。
まず手始めに、英語で開講される授業を取ってみた。
前の私なら、実力不足と諦めていただろう。
でも大丈夫、留学でスペイン語と英語を併用して生きていけたんだから!
スペイン語なまりの英語を理解できたんだから!

ということで、あと半年がんばります!

では、さいなら(@^^)


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