見出し画像

たばこをやめる

一昨日から禁煙をしている。
自分の喫煙量など大した事ないと思いながら吸い続けていたら、1日に一箱は吸うようになってしまった。

それというのも、数ヶ月前から始めた禁酒の甘々なルールで、酒を呑まないかわりにたばこはいくらでも吸ってよいとしたせいもある。
呑みたい欲望を、たばこへ逸らしていった甲斐もあり、酒への執着心が無くなった。
呑まない方が体調が良いことを実感し、清々しく軽やかな生活を手に入れた。

しかし、今度はたばこが止まらなくなった。
心の拠り所をたばこに移行させただけなのだからそりゃそうだ。そうなるわ。

たばこ代がばかにならなくなってきた。
そして心なしか息苦しさを時折感じる。
「百害あって一利なし」使い古され手垢のつきまくったこの鬱陶しい言葉、その通りですね〜と今更ながら感心した。
ただ、酒への執着を無くすことはできたので、自分的には三利くらいはあったかなという印象。

そもそもたばこっておいしいもんじゃないのに。なんで一昨日まで必死こいて吸っていたのだろう。不思議だ、、、。
そしてそんなことを思っているそばから、
「う、吸いたい」と欲望がぽこぽこ沸いてくる。

なんだろう、脳味噌が酸欠状態でエンドルフィンだかなんだかよく知らないけどそういうもんが分泌されてたのだろうか。
マラソンとか首を吊っている時も、それが脳味噌で分泌されるからだんだんハイになって来るらしいし。
たばこを吸っている時も、そんな感じでハイになっちゃってて、クセになっちゃったんだろうか。

禁煙を始めたともなれば、これからはたばこを買わなくなる。
コンビニで店員さんに番号を伝えたりするあのやり取りをしなくて良いと思うと、日々の煩わしさが1つ無くなってむしろ良かった。
あれは地味にストレスだった。
煩わしさを我慢してまでたばこが吸いたかったのだった。一昨日までの自分は。
アホらしいけどその時は切実なんだよな。


禁煙をするに当たって、禁酒の時同様に甘々のルールを作った。
嫌な奴から嫌〜〜〜〜な頼み事や、わけわからん連絡が来ることがもしもあれば、その時は吸っても良いということにした。
そうなると、嫌な奴からのわけわからん連絡が楽しみで仕方がない。
嫌な奴を肴にして吸うたばこはうまいのかまずいのか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?