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“基本のパウンドケーキ”を丁寧に焼く

2月19日
一瞬だけ雨が降った日曜日
曇り空だけど気温は高くて、仕事で出かけた新横浜は風も強かったなぁ。

もう食べ切ってしまっているのだけれど、この前焼いて、とても色々と勉強になった、そして感動したのでちゃんと記録しておこうと思います。

“基本のパウンドケーキ”の作り方を、製菓学校の先生をされている方と、海外在住で料理教室を開催されている方が、Instagramでコラボライブして教えてくれるという企画。
リアルタイムではタイミングが合わず、参加できなかったのだけれど、その後、参加された方々の反響がすごくて、すぐにアーカイブを拝聴しました。
製菓の先生ということもあって、限定2日間だけのアーカイブ公開だったのですが、間に合って本当に良かった!なるほど、な学びがたくさん。
そして、実際に作ってみての発見、実感の数々。

パウンドケーキって、材料もすごくシンプルですよね。
バター、砂糖、卵、小麦粉の4つの材料が、全部同量。同割ということ。
柔らかくしたバターに砂糖を混ぜて、そこに卵を入れて、最後に小麦粉を混ぜて、焼く。
簡単に言えば、それだけのことです。

それだけなんだけど、それだけじゃないというか、すごく色んな意味や見極めのポイントがあって面白い!
こんなに丁寧にパウンドケーキを作ったの、私、人生初だったー。

とにかくバターはしっかりと泡立てる!
とにかく、しっかり!もうしつこいくらいに。

今回はグラニュー糖ではなくて、上白糖。
その違い、手間のことを含め、出来上がりの見た目、そして「砂糖は減らさない」だって、パウンドケーキ(同割)だから!
いや、減らしてもいいけれども、そうすると保水しない、保存性は下がる、もちろん見た目も味も変わる、というお話。

卵の計量の仕方。
溶き卵(全卵)100gの場合、卵は溶く前に白身部分で重量を調整すること。
↑ここ、すごく「おお!」と個人的になったところ。

粉の混ぜ方。そして型入れ後の整え方、その意味。ふうむ、です。

パウンドケーキは、焼き上がったときにてっぺんが綺麗にバクッと割れて盛り上がっているとテンション上がりますよね。
これ、レシピ本などにも「焼き始めて◯分後に一度取り出して、ナイフでスッと真ん中に切れ込みを入れる」というような記載があったりします。
もちろん、それでもいいんだけれど、家庭用のオーブンそんなに開け閉めしたくないよね、というのが本音だし、そもそもしっかりと泡立てるが出来ていればナイフを入れなくても割れるよ!という先生のお言葉でした。
そして、本当に気持ちよく、綺麗に割れた!

しっとりふんわり、懐かしい甘さのバターがふわりと香る“基本のパウンドケーキ”です。
ココア生地にしたい、とか、ナッツ入れたい、とか、ドライフルーツ混ぜたい、とか、色々欲張りたくもなるのだけれど、いやいや、このなんの捻りもない、ドシンプルなパウンドケーキよ。
飾り気のないこの感じの美しさ、そしてじわーっと美味しいこと。
ちょっと自分でもびっくりでした。
特別な材料、使ってないのにね。

忘れないうちに、この色々な「ここがポイントだよ」という「丁寧に仕上げる・見極める」ポイントを感覚として身につけたい。
自然にこれが「キマる」ようになりたいな。

ワッと目を引く「映え」なケーキをお土産にするのも楽しいけれど、こんな風に一見地味なのに、カットしたらその断面の黄色に「わっ」となって、食べたら「しみじみ」「ほっ」としちゃうケーキ、素敵だよね。

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