トニーフランク

今日、楽屋でトニーフランクがいた。

トニーは私に喋りかけてきた。

「ナポリさん、僕、最近、自由律俳句を作ってるんです。」

そうなのか、なんかオシャレそうだ。

トニーは続けていう

「一個、聞いてもらっていいですか?」

別に聞くぐらいなら一向に構わない。

トニーは一句読んでくれた。

内容は忘れたが、なかなかいい句だった。

私は「ええやん」と答える。

トニーは「ええ本当ですか!!嬉しい!!もう一句行きますね」

また、句を読んでくれた。

内容は覚えていないがいい感じはした。

私「ええな」

トニー「ほんとですか!では、もう一句行きますね」

このラリーが何回も続いた。

私は、句はいいと思ったがおかわりは求めていない。

いいと伝えるとオートで次の句に行く、ユーチューブ自動再生みたいになっていた。

心もとないが、私はトニーに伝えた。

「トニーの句はいいが、俺はおかわりは求めていない。」

トニーはしょんぼりした。

そこへ、ケビンスの二木くんが楽屋に入ってきた。

トニーは二木くんにも私と同じように句を聞かせていた。

そう、あのエンドレスおかわりシステムで。

ニキくんも私と同じように困っていた。


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