パクチーとマイノリティの話をします

皆さま初めまして、えいみと申します。毎日パソコンと向き合いながら働く、24歳社会人です。
以後お見知り置きをして頂けたら嬉しく思います。

もう少し自己紹介をさせて下さい。

好きなものは家で作った唐揚げとグラタン。外食は嫌いではないですが得意ではありません。家にいる事が好きで好きで、頑張って外に出ようとしては挫折する日々を最近乗り越えました。上手な力の抜き方を覚え、知人も増えた気もします。

お酒は飲みますが得意ではなく、コミュニティツールとして使っています。タバコも同様。美味しいとは思いませんが、喫煙者は独特の会話テンポがあるので一緒に吸う時もあります。

好きなブランドは特にありません。でもイギリスが好きなのでPaulSmithのアイテムを持っています。洋服は友人のお店で一式選んでもらっていますが、フェミニンな色や物は好みません。

それから、これからの話する為に言いますが、身体は女性でも心も女性という自覚はありません。今好きな人は女性です。

これを読んで下さる人の中には、LGBT(Q以降割愛)やSOGI、セクシャルマイノリティという単語を知っている方がいるかも知れません。自分自身がそうだと感じている方もいるかも知れません。
そういった言葉に当てはめた場合私はレズビアン、ですね。

過去には男性ともお付き合いしていました。そうなると男性も女性も恋愛対象に入る、バイセクシャルに当てはまります。

こうゆう言葉ってすごく難しいと私は感じます。人によっては単語で表現されるのを好まない人もいて、逆に好む人もいます。

私自身は正直、どっちも良いかなって、思います。どっちでもいいよ〜ってまな板の上でゴロンと寝転がってます。どう包丁を入れて、どんな形に切って、どう料理するかは食べる貴方にお任せします。

ちなみに私は人に説明するとき、ズバッとわかりやすく「バイなので」って言う事が多いです。例えば「早く結婚して少子化に貢献しろよ〜」って言ってくるうちの上司に。黙りました。そもそも結婚って、子供を産むツールではありませんし。

本当にちゃんと、自分のことを話すならば「性という概念が自分にあまりないから、相手にも性の概念を求めてない」みたいな話になります。女としてどうこうっていうより、人間としてどうこうを求めてます。
だから、時と場合によって、私にとって楽な説明の仕方を選んでるんです。でも、そうじゃない人もいることを知ってます。型にはめないでほしい友人が私の近くにもいます。

少しどころの長さではなくなってしまいましたが、自己紹介はここまでにします。

それで、なぜ記事を書こうと思ったかきっかけについて。

ある日の夜、友人はるみ(仮)とその同級生の由里さん(仮)とご飯に行く約束をしていました。
私と由里さんは初対面で、それでも楽しくて、鼻くそって食べるとしょっぱいよねとかそんな話とかして盛り上がってました。笑

で、後日はるみから「由里がえいみみたいなバイの友達が欲しいな、楽しかった。って言ってたよ」って連絡が来たんです。
わーい!楽しかったと言われたよかった!!
もうその時の感想としてはそれだけです。笑

でも時間を置いた今、じわじわと考えてたんですよ。
たぶん由里さんの周りにもバイセクシャルの人いると思うけどなぁって。
わたしはオープンに女の人も男の人も関係なく恋愛したいって言ってるからたまたまバイって分かっただけです。いちいち出会い頭に性的指向を言う人なんていませんし、仲良くなったって言わない人、言えない人もいます。

高校の時一緒にお弁当食べてた子が、言わなかっただけでバイセクシャルだったら実はもう「えいみみたいなバイの友達」いるじゃないですか。
その子がバイだとカテゴライズしているかは今は置いときます。

そう言えば、どこで自覚するかってのも人によって違いますよね。

わたしは大学の時、後輩の女の子を好きになりました。女の子への恋を自覚したのはその時初めてです。目で追いかけてしまって苦しくて、今でもたまにその子が書いた柔らかい文字の事を思い出して泣きそうになります。元気かなって、つい考えてしまいます。

だから高校の時と大学の時では私の性的指向が違うんですね、きっと。私には流動的性的指向という意味のフルイド が当てはまるかも知れませんね。
もしかしたら1年後にはアセクシャルって名乗るかも知れません。もしかしたら男性は対象から外れてビアンかもしれない。
だからこうゆう言葉の当てはめって、今当てはめられて安心してても嫌になるかも知れないし、今嫌でもそのうちなーんにも思わないかもしれない。

でも人間ってそればっかじゃないです?

食べ物の嗜好も変わるし、音楽の趣味も変わる。性の嗜好も変わる。そりゃ性的指向も変わります。

性的指向ってパクチーみたいなものだと思うんです。
パクチー好きな人は「こんな美味しいのに」って言うのに、嫌いな人は「カメムシの味がする」って言うじゃないですか。どんなにパクチー愛好家が魅力を伝えてもそもそも感覚が違うんで100%伝わる事はない。

でもなんか、スープに入ってたら平気だったり生だったらまったく食べれなかったりします。
こないだまで食べれなかった人が何故か今一緒にフォーにパクチー追加してたりする。

なんか似てる気がする。人間ってめちゃくちゃ曖昧だなって、思うんです。

だから友人の同級生から、私の友人になった由里さんにはどうか「バイの友達」としてではなく変化を受けとめあえる友人として誰かを求めて誰かと出会って欲しいと思うんです。

そうこうしているうちにもう、12月31日の夕方。明日から2018年。こええ。

年越しそばはお昼に食べてしまったので、年越さないそばになりました。夜ご飯を食べて、ちょっと調べ物して、大好きな本を1冊読んで、来年を迎えたいと思います。

長々とまとまりのない事を書いてきました。ここまでお読み頂いた方、お付き合い頂きありがとうございました(^ω^)

ではでは。
また違う夜に貴方と会えますように。


えいみ





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