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左脳/右脳型は嘘? 新理論がどんどん過去を否定。何を信じていいのやら?

左脳型、右脳型の話。この類いのテストは好きだ。左脳が求められる経済学を勉強しているときは右脳型と思われたく、ロジック大好き(左脳がより強く求められる)経営コンサル会社に勤めているときも右脳型と思われたく、逆にデザイン関連の仕事をしているときは左脳型と思われたく、経営者になったときも右脳型と思われたかった。天邪鬼というのか、差別性を求めるというのか。同じ土俵に立たないほうがいいかな思想か。

ま、と言っても、だから何?という話。こんなお遊びの右脳左脳型テストの結果で日々の生活には何も影響は無い。

有名大学出身、且つ、アメリカの有名大学でMBAをとっている上司からは、「僕が左脳型で、君が右脳型だったとしても、君の右脳のレベルは僕の右脳のレベルより低いよ。一人の人間の中でのどっち型かというだけで、他人と比べたら、両方とも低いなんてことも多々あるよな。不必要なテストだな」

と言われたことがある。心の中では、はいはい、そんなことわかっていますよ。遊びです。社交ごとです。合コンのネタです。。。

日々の生活には何の影響も無いが、脳はそういう風に働いていると思っていた。でも、今はそういう認識ではない、らしい。左脳が分析的、数学的。右脳が想像的、想像的、アート的、ではないらしい。神経科学の進歩で、左脳・右脳という分けは関係無く、数学の問いを解くときも、絵を描くときも、実験するときも、歌をつくるときも、左も右も脳全体を使っている、と、読んだです。10年程前からそうらしいですが、ボクは今、知った。THINK BIGGER「最高の発想」を生む方法(シーナ・アイエンガー著、櫻井 裕子訳、ニューズピックス))という本で。

働きアリの法則、イチロー選手の朝食は常にカレー、みたいな。科学の進歩で新しい事実が上書きされます。カレー話は科学ではないけど。

ボクの好きなシリーズ経営本の「ビジョナリーカンパニー」(ジム・コリンズ著)は、これまたボクの好きな心理学者・経済行動学者のダニエル・カーネマンに、事実ではないと批判されています。そして、カーネマンの経済行動学は実験内容が閉鎖的で実体では無いとこれまた批判されています。

こんながあちこち。当時は正しいと思われたものが新たな実験で更新されたり、そもそも批判すること自体が、ある意味、商売だから、常に批判も同居。

何を信じるか。重要なのは自分で考えることかと思います。本や文献を参考にするのはもちろんありですね。効率的。ベストプラクティスとも言えますもの。でも、自分の解決したい課題にそれがまんまで役立つかはわかりません。学者だって一定の条件で実験しているわけですし、結果出さないと生活できないわけですし、実験・研究が現実世界で常に正しいわけでもないし。商売なわけですから。

ということで、自分で考える、自分で納得する、それで実行に移す、自信をもって、ということでイイのです。何が正解かなんて結局わからない、のだから。それに正しい理論を正しく動かせるかも別問題。イマイチな理論でも自分が熱く動けるなら、そっちの方が素敵な結果になりますもの。

読んで頂きありがとうございます。
(職場を/人生を良質にするコンセプトv6_96



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